ホワイトニングから最後の仕上げへ
そしていよいよホワイトニングに入ります。
薬剤を2〜3回に分けて各数十分、段階を踏んで歯にしみ込ませながら白くしていきます。ここが一番長い時間が流れたはずなのですが、私はついつい気持ちがよくて、うとうとしてしまうほどでした。
最後にフッ素トリートメントパックです。ミントの味が口内いっぱいにあふれてかなり爽快です。これで歯の保護効果も得られるのですから、うれしい限り。少しの間、かみしめていなくてはいけないので、つい力が入りましたが、普通でよかったのでした。
さぁ、仕上げられた歯を見る瞬間がやってきました。院長先生が、冷静に仕上がりチェックをされた後、「いかがですか?」
「うわぁ、キレイになっています!歯が」素直に喜んでしまいました。歯が白いとこんなにうれしいなんて!なんということでしょう。何度も鏡をのぞきたくなります。さらに照明に当たるとそのキレイさが引き立ちます。自分もそうですが、周りの編集スタッフのほうがウキウキしてこう言います。「白くなっているし、キレイになっているし、不自然じゃない。私もやってみたい!」
どうですか?皆さん。ホワイトニングで、歯本来の白さを取り戻し、自然な白さを手に入れること、加齢とともに黄ばんでしまったものを蘇らせることは、私自身が経験してみて結果もさることながらこんなにも精神的に気持ちのよいものだったのかと感じるところではなかったかと思います。何よりの収穫は、歯への意識が俄然高まったことにありました。
院長先生もおっしゃいます。「一番、大切なのは歯周病予防です。それは一種の歯の老化であり、その人の生活習慣が現れるからです。ひどくなると顎の骨までに歯周病菌が達します。歯の土台が弱くなることで、虫歯になっていない健康な歯まで抜けてしまうことがあるのです。ですから、若い頃からの口腔メンテナンスが歯周病予防につながりますよ。できれば、20代〜30代は半年に1回、40代〜50代は年に2〜3回チェックを受けるとよろしいかと思います。ちなみに私自身はもう10年以上ホワイトニングを続けています。」
虫歯になったから歯医者に行く、抜けた歯は入れ歯にする・・・というのではなく、健康な歯のメンテナンスの為に定期的に歯医者さんに行くタイミングをもってはどうかと思います。そして万が一、虫歯の治療で行ったとしても、治療が終わったら「もう行かない」というのではない気がしました。私もクリーニングとホワイトニングを体験して口腔をキレイにする事がとても楽しくなりました。正しい歯磨きをしたい、口の中の環境をベストな状態に整えたい(清潔・虫歯無し・歯周病ではない・健康な歯茎・・・)と切実に思うようになっているのですから、不思議です。わずか1〜2時間での劇的ココロの変化に私自身、驚かずに入られませんでした。
糖尿病を治療されているある先生が「歯周病が治れば、糖尿病の6割は直ります」とおっしゃっていたことを思い出します。歯は健康をつかさどる大事なバロメーターでもあるのではないでしょうか。昔の人が「よくかんで食べなさい」と口癖のように言っている意味が今、しみじみと理解できます。健康は歯が命、歯のホワイトニングがきっかけで、健康と予防の重要性を考えられた貴重な1日でありました。 |