炭酸泉による温浴(炭酸浴、炭酸温浴、または炭酸泉浴)の効果を見ると副作用もなくメリットだらけである。アンチエイジング的にも見逃せない効果が盛りだくさんなので、お気に入りの炭酸泉を見つけてみたらどうだろうか。炭酸泉、はいりゃな、損損♪
【血液循環の増加・改善】
炭酸泉に入ると湯の中の炭酸ガスは皮膚から吸収される
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血中の二酸化炭素濃度が上がって運動後のような酸素不足に
なり、酸素を取り込もうとする働きがおこる。
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身体は血中の酸素濃度を上げるため血管を拡げ、血流の流れが増す。
この効果によって血流量は普通のさら湯につかったときより通常の3倍になるといわれている。その結果、新陳代謝が活発化し老廃物などを効率よく排除する。末端まで血液が流れるので冷え性にも。特に女性は筋肉量が少なく冷えやすいので、繰り返すことで反応がよくなり温まりやすい体になる上、血管が拡がりやすくなるので冷えの根本解決への近道にも。血管にも弾力が出て、反応のよい血管になる。
【新陳代謝の活性化・血圧の低下】
炭酸ガスが皮膚から吸収されると毛細血管が開く。
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末梢血管を拡張させ、血行が良くなり、多くの新鮮な血液や栄養分が流れる。
(皮膚が赤くなってくる)
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老廃物も排出されやすくなり、新陳代謝が盛んになる。
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毛細血管が開くことにより、末梢血管抵抗が減少するので血圧が下がる。
【疲れをとる】
肩こり、筋肉痛、肉体疲労・・・つまり疲れの原因は筋肉の疲労。
筋肉の疲労の原因は、乳酸の蓄積。
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この乳酸を分解する効果もあるので、疲労回復にはうってつけ。
【リラックス効果】
ストレスを多く抱えすぎるのはバランスが良くない。
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自律神経へ直接作用することにより(脈拍数の減少など)リラックス効果が得られる。
【美肌効果】
炭酸泉は素肌と同じ弱酸性で、湯上りはなめらかでサラサラ、しかも潤いのある
後肌を実感。 またアストリンゼント(肌の引き締め)効果が。
(アルカリ性の泉質だと皮脂が溶かされるので、しっとり後肌になりやすいとか。)
※特にドイツでの温泉治療は、特に血行不良などで起きる心臓疾患の治療を中心に、温熱治療(リウマチや腰痛など)、末梢循環障害治療(血行障害、神経障害、冷え性など)、循環器機能の改善(高血圧、心疾患リハビリなど)に効果があるとされている。 |