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自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
執筆者:モンナージュ編集長 寺山いく子
アンチエイジングで美しさにに磨きをかける
ビューティー
 
「髪は女の命。ヘアデトックスで美髪への一歩」
「髪は女の命。ヘアデトックスで美髪への一歩」
 
毎日、何気なく行う洗顔やシャンプー&トリートメント。アンチエイジング世代ともなると顔周りの洗顔やクレンジングはもちろん気を使っていても、シャンプーは案外さらっと流れ作業のように終わっていたりしませんか?その一方で毛先までツヤがあってまとまりのあるヘアスタイルが羨ましかったり。今回はずばり、頭部、ヘア周りのテーマが再登場。意識を変えるだけでも、かなりまとまりそうなお話です。
1 春の季節に伴う肌状態って?
 
春は冬から解放されて冬眠していた動物が起き出し、草木も芽吹くすがすがしい時期。
開放感もありますね。ですが、肌にはいろいろな変化が起こります。
まずは春風とホコリ。いかんせん汚れがつきやすくなります。花粉もあったり。
次に新陳代謝が活発になり皮脂腺の動きも活発になるため、べたつきや毛穴が気になりだす。
あるいは一瞬、潤ったかのように感じる時もありますが、それは錯覚です。
さらに紫外線が一気に増えてくる時期なので、プロテクトすることも重要。
またこの時期は、寒暖の差や環境の変化によって乾燥したり自律神経のバランスが
不安定になったりで、一時的に赤みが出たり、かゆくなったりすることもあります。

さて今お話してきたことは肌のみならず、頭部でも全く同じ事が起こっている!
肌では かさつき・毛穴・紫外線
頭部は パサつき(髪)・べたつき(頭皮)・紫外線 です。
さらにこういった季節特有の特徴以外にも、いろいろな髪や頭皮のトラブルがあります。白髪・抜け毛・枝毛・切れ毛・フケやかゆみ・髪細りなど・・・こういった悩みが出てきてから「ヘアケア、なんとかしなくっちゃ?!」と思う人も多いと思いますが、突き詰めるところ頭部は頭皮(地肌)と髪(毛、特に毛先)というタイプの違ったものを両方ケアすることが大切だということがわかります。

頭皮は特にスカルプ=毛穴をしっかりとお掃除して、髪が生えてくる環境を整えること、毛(先)はダメージ回復とメンテナンスを中心に栄養を与えていくことで、美髪が可能に。また、大敵は「冷え」と「ストレス」。頭部は毛細血管や自律神経が多く集まっているため、毛細血管を刺激して血流や血行をよくしたり、ストレスなどを抱え込まずに自律神経をフリーにする事で、髪の環境は随分と変わるのです。
それはおそらく毎日のシャンプーとトリートメントでしているといえば、そうなのですが。

2 肌と頭部のケアはそっくり。けれど・・・
肌に関しての名言があるのですが
「スキンケアはクレンジングに始まり、クレンジングに終わる」。
いかがでしょうか。もっとも洗いすぎは禁物ですが、この言葉のもつ意味は深い。丁寧にキレイに製品にもこだわって汚れや老廃物を取り除いて、はじめて与えるケアがある。
この意識、ヘアケアに対してどれだけ持っている?または持てるでしょうか?
皮膚は一枚で繋がっているのに何故か髪のある部分は違う皮膚のような気がしてしまう。シャンプーは汚れを落とせばいい。でも、どうせ洗い流すものだから、といっておざなりになっていたり、どれも大差ない、という気持ちがあるのではないでしょうか。
逆にトリートメントはいいものを使わなくては、と思っていたのは、かくいう私自身でした。洗い方をふりかえってみると、顔で実践しているスキンケアと比較すると、2度洗いはするにしても、ほとんどケアらしきものはやっていないのと同じでは、ぐらいのレベルだったかも。ましてや頭皮やそこにある毛穴を意識して洗うという点を見過ごしていたかもしれません。

皆さんは「頭皮」とか「地肌」といわれる「髪の生えている肌」のケアを、どのくらい意識したことがありますか?もしも(顔の)肌で乾燥したり毛穴が目立ってきたり、またシワ・たるみが気になりだしたら「何とかしなくっちゃ?!」と、つい切実な思いに駆られます。でも髪で覆われているわ、実際に直接、自分の目で状態を確かめることが難しい頭皮周りは何らかのトラブルが発生していたとしてもなかなかチェックできない。またパサつきが気になる、又は抜け毛が多くなってくると頻繁に洗わないほうがいいのでは?とも思ってしまったりで、実際、適切なケアというのがよくわからないかも。

髪と肌、これらは年齢や環境で変化するもの。ケアの仕方や考え方はとても似ているはず。
なのに両方の間にはケアに対する意識の差というか、溝がかなりあるような気がします。
また情報の量の差もある。同じ一枚の皮膚で繋がっているし、張り替えなどきかない部分なのですから、実はもっと見直してもいいところではないかと。頭皮や髪のケアが上手にいけばフェイスにも好影響があるのは当然の事。何故、今までもっと意識しなかったのだろう?そのことのほうが不思議に思えてきます。それは、髪や爪という部分のケアがいろいろな意味で余裕がなければ難しいと思っているからなのかもしれませんが。

3 スカルプケアでデトックス

もちろん毎日のホームケアでのシャンプー&トリートメントを見直すことが一番の近道ではありますが、肌やボディのエステティックサロンは数多くあるのに、ヘアケアのエステテックサロンは?と思っていたところ、運よく「サロン・ド・リジュー」さんにめぐり会いました。「Hair Anti−aging for you」をテーマに髪と頭皮の健康を目指しているヘアエステサロンです。

「アンチエイジングケアは、肌や体だけではなく、髪の毛も同じ。髪質は年齢と共に衰えていきます。食生活の乱れやダイエットの繰り返し、パーマやカラーリングなどの影響で髪の老化スピードは以前より早まっていますし、若いから大丈夫ということでもないのです。ヘア・アンチエイジングは、美しい髪を手に入れたい人にこそ最適のケア。」

毛髪診断士でもあるサロン・ド・リジューの代表、永本さんが続けて話してくれます。

「今、注目のデトックスですが、スカルプケアは美髪を維持するためにヘアケアから生まれた新しいデトックス方法といえます。ダメージのない美しい髪を取り戻す為には体の内側からのケアやトータルなケアが大事ですが、溜まっている毒を体外に出す方法のひとつとしてスカルプケアがあります。また頭皮マッサージで頭を適度に刺激することで血行不良や毛細血管の活発化を促して、美髪を育成するシステムが構築されます。」

頭皮のマッサージであるスカルプケアをすることでデトックス効果があるとは頼もしい。それに確かに硬くなった頭皮がほぐされると目まですっきりしてくるのは実感ずみ。血行が促され毛穴の汚れをデトックスすれば、髪の毛の環境はぐんぐん良くなるのは当然だろう。

  見た目でもイタい。一体頭皮はどんな事に 悲しいほど痛んでパサついている毛先。
 
2 見た目でもイタい。一体頭皮はどんな事に  
2 悲しいほど痛んでパサついている毛先。  

ということで、私も早速、診断してもらうことに。いくつかメニューがあるが代表的なのが、頭皮の老化脂をきれいさっぱり取り除く「毛穴ディープクレンジング」とダメージを修復して髪の毛を再構築する「H&Aリアクショントリートメント」。各自のコンディションに合わせながら見ていくのであるが私の場合はとにもかくにも「H&Aリアクショントリートメント」で健康な髪を目指しましょうということに。(そんなにも痛んでいたのです・・・ショックガーン)
サロンでのケアでは、いつも、つい、うとうとしてしまうのだが、今日は毎日のケアにもたくさん応用できるお話が聞けそうで、寝るまい!と妙な決意をしたのでした。

4 「H&Aリアクショントリートメント」を実体験!
問診表に記入中
2 問診表に記入中  
まずは問診表に記入。その後、実際にマイクロスコープを使って施術前の頭皮の状態を見ていく。毛穴には想像以上の皮脂や汚れが。この老化脂や汚れが大敵なのだ。しかも頭皮がギラギラしていて白っぽい。はり巡されている毛細血管は何も見えないので状況はおして知るべし。左画像が頭皮の状態を拡大したところで、右上がその2倍の拡大量でより詳細な状態を見る。右下が髪の毛の拡大図。カラーリングのためこのような色に。キューティクルは整っていない。
施術が終わった時にどのような変貌が遂げられるのか???

まずは、シャンプーのために移動することに。
首の部分が暖かいリクライミングチェアに座り、少し熱めのお湯でよく濯がれる。それからリズミカルなシャンプーと同時に頭皮マッサージがスタート。この際に使用したシャンプーがただものではない。単に髪や頭皮の汚れを洗浄するだけでなく髪の成分である良質なたんぱく質を補給するという。洗い上がりが楽しみ。

マイクロスコープで頭皮チェック 左画像;見るも無残なつまり具合の毛穴 早速シャンプー台に シャンプー中
2 マイクロスコープで頭皮チェック  
2 左画像;見るも無残なつまり具合の毛穴  
2 早速シャンプー台に  
2 シャンプー中  
次に一度水分をとばす為にドライヤーをあて、その後、トリートメント剤を塗布していく。毛髪は18種類のアミノ酸で構成されるという。サロン・ド・リジューのトリートメント剤は、その日の髪の状態に合わせて、20種類のアミノ酸の中からブレンドしたものを毛髪診断士が選んで塗布していく。毛髪が回復に徐々に回復に向かっていくステップだ。
ドライヤー中 トリートメント剤を塗布 しっかりと浸透させて  
2 スチーミング中  
2 トリートメント剤を塗布  
2 しっかりと浸透させて  
 
フォーミュラ1・2・3と3行程でしっかりと浸透させていく途中、髪を適度にぴっぱられるので、それが妙に心地よい。さらに髪の内部までトリートメント剤を浸透させて閉じ込めるために、ナノスチーマーをしっかりあてる。その後、再びシャンプーをしてブレンドされたトリートメント剤の塗布が繰り返される。
パーツに分けて何度も塗布 丹念に浸透させる行程はまさにプロの技 ブレンドされたトリートメント剤のひとつ ナノスチーマーで奥深くまで浸透>
2 パーツに分けて何度も塗布  
2 丹念に浸透させる行程はまさにプロの技  
2 ブレンドされたトリートメント剤のひとつ  
2 ナノスチーマーで奥深くまで浸透>  
塗布中に髪の状態も見極めていく   再びしっかり入れ込んで   3回目の塗布に入る、じっくりと
2 塗布中に髪の状態も見極めていく  
 
2 再びしっかり入れ込んで  
 
2 3回目の塗布に入る、じっくりと  
ついにトリートメントは完了して、最後のシャンプーをするために再びシャンプー台に移動する。心地よいリクライミングチェアに横たわる。が、どうだろう。髪の質が明らかに変わっている実感が洗ってもらっている時に手に取るようにわかる。髪の状態も診てご覧のとおり。最初のシャンプーの時とは、毛のまとまり具合がまるで違っている!そして頭が軽い。これは最後のマイクロスコープチェックが俄然楽しみになってきた。その前に丁寧なブローをしていただいた。
5 トリートメントの結果はいかに?!

トリートメントの施術が終わるとあっという間に120分くらいは経っていました。さあ、皆さん、ご覧になりましたか?どうでしょう。私自身も驚きの結果が。左画像では頭皮がピンク色になり、血行が促進され毛細血管まで(ポツポツと赤くなっている)見えるほど透明感が出ました。毛穴のつまりもすっきりして、これなら髪の生えてくる環境としてはバッチリ。髪の毛も輝きが出てキラキラです。

仕上げのシャンプー中の髪   しっかりとトリートメントされて   どうですか!施術前との差に驚きます
2 仕上げのシャンプー中の髪  
 
2 しっかりとトリートメントされて  
 
2 どうですか!施術前との差に驚きます  
髪は育つことを実感させられる、まさに髪は生き物。頭皮にはきちんとした洗浄を髪には修復を定期的に施すことで美髪が維持できるのは女性にとって何よりのご褒美のような気がします。そうはいっても、たゆまぬ努力とはいわないけれど継続は力なり。ホームケアが肝心のヘアケア。いえいえ、何事も毎日のちょっとした積み重ねが大事だと痛感する今日この頃です。実践ホームヘアケアが知りたい方は下記の本を参照にしてみては?毎日のケアのヒントがたくさん詰まっています。
「10歳若返る艶髪 デトックスで美髪になる!」(学研)

ちなみに私はシャンプーとトリートメント、ヒートコントロールオイルにスカルプクレンジングブラシを購入し美髪のために無理せずケアに励む日々が続いています。洗えば洗っただけトリートメントされていく実感は味わった人だけの醍醐味。徐々に髪も元気になってきて、なんだかやる気も湧いてきます。もちろん食べ物やいろんなコトに気をつけるのが基本ですがプロの手でケアされるのも大事ではないかと。「抜け毛が気になるからといって洗わないのは間違いです。毛細血管を刺激して血行を良くし、毛穴に詰まったものを取り除く。地肌も呼吸が大事なのです。」取り戻せなくなった時にハッとしない様、日々励まさせていただきます!

 Information
永本玲英子さんと サロン・ド・リジュー
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永本玲英子さんと

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