最初にアロマボトルがたくさん詰まった籠を持ってきてくださり「この中からお好きなビンを選んでください」と言うので、あまり深く考えずに・・・いや少し考えてから一つのビンを取り出した。
香りはサンダルウッド。実はこれ、スピチュアルアロマトリートメントという、今の位置を教えてくれる香りの選び方だったのだ。香りの意味は省くが、今日の施術はこの香りでいくらしい。
「背中は内蔵の反応点が多く集まっています。今日は選んでいただいたアロマオイルでマッサージしてから、かっさ板でカラダの反応にあわせ滞りをほぐし、流して行きましょう。」
さぁて私の体はどんな反応を示すのだろうか。
オイルマッサージの後、ついにカッサは始まった。背中の上から下に向かって、細かい刻みで板が肌の上を擦っていく。全く余分な力はかかっていない。板が下に移動するにつれ、痛くないところは全く平気なのだが、あるところでヅキーンというような痛みを感じる部分が出てくる。しかし充分我慢できる痛さである。
「あぁ、ここら辺の血が出たがっていますね。滞りがあります。痛いですか?」
痛いけど、痛気持ちいい感触。
「ちょっと色の濃い塊りが見えます。良くないですね。出してしまいましょう。」
スルスルと肌とかっさ板の擦れる音が聞こえる中、先生のコメントはシビアである。
「かなり悪いですね。見本にしたいくらい、塊りがたくさん浮き出てきました!」
あとで自分でも画像で見たが、面白いほど浮き出ているので、これはどうした事か?! |