「途中でお腹がごろごろ言い出したんです。活発になった感じです。血行が良くなったのかな」とモンナージュスタッフ酒巻。想像するに、最初のステップで施してもらった、マッサージで、リンパの停滞が解消されたのかもしれません。一見すると、本当になでているかのようなソフトなマッサージだったのに、きちんと効果を出す確かさが秘められていたのかも。「それに、すごくスッキリして気持ちがいい!」。ふわふわした感覚なのかと思ったら、スッキリ感のほうが迫ってくるらしい。
「耳の中を掃除したり、産毛を剃ったりすることは、美容ではなく理容の領域です。本来の理容は“癒し・リラクゼーション”となる内容が豊富なものなのですが、髪型のデザイン性を追求する美容室が増えたことで、理容は男性的な色を持ってしまった経緯があります」と話してくれた大森さん。私たちはイヤーエステを「エステ」領域かとばかり思っていたが、なるほど理容だったのか。でもここにある理容は、エステや美容の要素がミックスした、リラクゼーショントリートメント。こういった技術は理容学校で勉強するが、その後に長い時間をかけてテクニックを積んでくるのだとか。今回はそのテクニックをしっかり堪能させてもらいました。
今回は「耳」にフューチャーしてみましたが、これまで清潔を保つことに意識はあっても、耳やその周辺からリラックスを得るなんて想像外でした。これは意外な発見。最新機械を使うようなダイナミックな施術ではないけれど、手のぬくもりや施術の方のテクニックがじっくり味わえて、しかも気持ちよさが1日中続くような、満足度の高いトリートメントのひとつでした。
気持ちよさを楽しむこと、カラダが活性してくるようなリラクゼーションを得ること、そしてときには、心がリッチになるようなイベントを自分にしてみること。こういった事柄は心に余裕を持たせてくれて、毎日にメリハリがつけられると思います。そのアクションこそ、アンチエイジング! |