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自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
執筆者:モンナージュ編集長 寺山いく子
アンチエイジングで美しさにに磨きをかける
ビューティー
 
「顔映りの良い色が見つかると、こんなに
垢抜けて見えるなんて?!肌色が見違えます。」 「顔映りの良い色が見つかると、こんなに
垢抜けて見えるなんて?!肌色が見違えます。」
「顔映りの良い色が見つかると、こんなに 垢抜けて見えるなんて?!肌色が見違えます。」 「顔映りの良い色が見つかると、こんなに 垢抜けて見えるなんて?!肌色が見違えます。」
1 地味色と派手色、強い色や弱い色・・・色の選び方って?

あなたを生き生きと、より魅力的に輝かせる色。それがパーソナルカラー。
「カラーコーディネイト」と聞くと、なんだかネクタイとかアナウンサーなどを思い出す人も多いと思いますが、実はとってもアンチエイジングに密接だということが今回、取材を通して良くわかったのです!

そもそもの発端は、年齢を重ねていくと、どうしても肌色がくすんで見えてしまう・・・それは何故なのか?という疑問からでした。ファンデーションの肌色を明るくする、くすみ対策のハイライトを使う、お粉で工夫して立体感をつける。もちろんスキンケアにも怠りなく、くすみを払拭するケアを組み入れて・・・加えて、いわゆる年齢と共に、だんだん発色の強い赤やピンクのルージュで顔色をよく見せようとしてみたり、派手な色を着て顔色をよく見せようとしたりしている人を、見かけます(ね?)。

でもしっくりきているかどうか・・・は、ちょっと???です。
確かに強い色は、インパクトがあり、色の印象としてははっきりしています。

それが果たしてその人に似合う色なのか?

実は「色」だけの印象で終わってしまっていて、人そのものの印象は残っていないかもしれない。また逆に淡い色が好みで、それによって薄い印象を持たれていることもあるかもしれません。洗練されているか、個性に合わせ魅力的に見えるかどうか、というのはジャストフィットした色をまとって、初めて肌色が生き生きと綺麗に見えるもの。

「ベージュ系は地味色だから、もう似合わない。特にルージュではもってのほか」
「赤系は派手色だから、私の好みではない。」
「淡い色は上品に見えそうだから、いいかも。」
「いざとなったら黒が一番。頼りになる色と思う。」

というような決めつけの色選びではなく、人それぞれが持っている個性を
引き出し、より魅力的に輝かせる色を見つけることが大事なのではないかと。

では一体「似合う色」はどのように選べばいいのでしょう?

2 4シーズンのカラーシステム
まずはカウンセリング。どんなタイプ眉毛がいいかのヒアリングや、座った状態での骨格の様子をチェック。「もうすべてお任せします」とプロデューサー林。

「すべての色はイエローベースとブルーベースに分けることができます。」
とは、1984年に株式会社カラー・メイトを設立、代表取締役に就任し米国カラー・ミー・ビューティフル(CMB)社の初代日本代表、現在はイメージコンサルタントとして、またCMBの養成講座トレーナーとして活躍中の佐藤泰子先生。

「お顔周りにぴったりのカラーがあると、まずは顔色がとても冴えて見えます。
ふさわしくない色があると、顔色が冴えず、どんよりとした元気のない肌色に。ですから、お洋服選びというのは、実はデザイン優先ではなく、色が最優先と思ってほしいのです。まずはカラーを選択してからデザインを見る。そしてメイクでは肌色も大事ですが、ルージュのカラーが一番重要になります。本当に似合う色、つまりジャストフィットしているとパァーっと顔色が明るくなるのを感じて頂けるはずです。
これから実際に布をあてて、見ていくことにしましょう。」

ということで、早速、たくさんの布から佐藤さんが選択した布が、テーブルの上でどんどん重ねられ、その間に私はメイクを落として、体全体に白いケープをかける。メイクを落とすのは、素の肌色を確認するためだ。

ここで最初のステップであるイエローベースかブルーベースかを選別。イエローベースとは黄味を多く含む肌色で、ブルーベースは青みを多く含む肌色。この考えを基にしながら、春と秋はイエローベース、夏と冬はブルーベースになっており、最終的には春・夏・秋・冬の4つのシーズンから、どの季節の色グループが適切なのかが、わかるようになっている。それぞれの季節の色には一定の特徴があって、色相は統一感がありながら実にバリエーション豊かである。

果たして佐藤さんによって選ばれた布たちが、白いケープの上でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか・・・。

「顔映りの良い色が見つかると、こんなに 垢抜けて見えるなんて?!肌色が見違えます。」  
2 どのタイプの黄色かな?
 
3 私はイエローベース?ブルーベース?

さあ、どうだろう。次々に布が重ねられて、布の色が変わっていく。
その時に言われて気づくのは、「顔色」のこと、である。
「ふさわしくない色だと、顔色がにごって見えるので、よく見ていて。」
と言われ確かにハッとするのだが、似合わない色の時には顔色が冴えない。それは一般的に淡い色といわれているものばかりではなくて、強い色でも何だかどんよりと、よどみがちに見える。色だけが前に出てきていて、完全に浮いて見えてしまっている。一方、フィットする色の布が胸元におかれた時の肌なじみの良さといったら。これはすごい。統一感があり、何よりも肌色が綺麗で全体のくもりが一瞬ではれ、とても新鮮な驚きというのか感動がある。

 
印が付けられた自分の顔に苦笑する、プロデューサー林。
2 赤をのせる  
  印が付けられた自分の顔に苦笑する、プロデューサー林。
2 別タイプの赤  
  しかし、技術者の中村さんから「ここはこうします」と理論的な説明を受けると、妙に納得している様子。
2 手前とどっちがいい顔色か?!  
 
印が付けられた自分の顔に苦笑する、プロデューサー林。 印が付けられた自分の顔に苦笑する、プロデューサー林。   しかし、技術者の中村さんから「ここはこうします」と理論的な説明を受けると、妙に納得している様子。 しかし、技術者の中村さんから「ここはこうします」と理論的な説明を受けると、妙に納得している様子。 しかし、技術者の中村さんから「ここはこうします」と理論的な説明を受けると、妙に納得している様子。
2 今度はグリーン  
2 緑色っぽいティールブルー  
 
2 これはアプリコット  
2 次は同じピンク系でも・・・  
2 フューシャピンクはどうか。  
 

もちろん佐藤さんは超ベテランなので、この方は夏タイプ?冬タイプかな?みたいなアタリをつけて、布選びをすることもあると思う。逆に経験を重ねても、中には判断しかねる肌色もあるらしく、その場合は、よりたくさんの布をあててみて判断されるのだそうだ。色をあてれば一目瞭然、似合う色は必ず見つかる。

「こうして布をあてながら、生まれ持った肌、瞳、髪の色調により、ぴったりの色を見つけていくのです。今度は重ねていった布を戻して見ていきましょう。」

フューシャピンクから
2 フューシャピンクから  
サーモンピンクに
2 アプリコットに  
  グリーンから
2 ティールブルーから  
オリーブカラーに
2 オリーブカラーに  
赤から
2 赤から  
渋めの赤に
2 渋めの赤に  
  山吹色のような黄色から
2 山吹色のような黄色から  
レモンイエローに
2 レモンイエローに  
 
4 ついにマイシーズン、決定!春・夏・秋・冬のいずれに?!

さて色選びは続く。
同じ黄色でも、イエローベースの黄色とブルーベースの黄色を、赤も同じくイエローベースの赤とブルーベースの赤、緑、ピンク・・・と
次々にイエローベース→ブルーベース→イエローベース→ブルーベース・・・
似合う→似合わない→似合う→似合わない・・・となり、肌色がどんどん
きれい → くすむ → きれい → くもる・・・ということになっていく。
まるでマジック!のように肌色がコロコロと変わるように見えてしまう。

淡いイエロー
2 淡いイエロー  
山吹に
2 山吹に  
  先ほどとは少し違うグリーン
2 先ほどとは少し違うグリーン  
オリーブカラーで
2 オリーブカラーで  
赤バリエでもヴィヴィットなオレンジ系
2 赤バリエでもヴィヴィットなオレンジ系  
渋めの赤
2 渋めの赤  
  春っぽいピンク
2 青っぽいピンク  
サーモンピンクで
2 アプリコットで  
 

上の画像を見比べてほしい。
同系色で2つずつ画像が並んでいるが、どれも私の場合は右側の画像の色が肌色が明るくてなおかつ、しっくり見えるのにお気づきだろうか。左側はぼんやりとしていて寂しそうな、沈みがちな表情に見え、色だけが浮く。

「顔映りの良い色が見つかると、こんなに 垢抜けて見えるなんて?!肌色が見違えます。」  
2 秋のカラーバリエーション
 

「そうなんです。だんだん、わかってきましたね。」と言いながら、
重なった布を逆に1枚1枚はいでいって、再確認。
「あなたの場合は、イエローベースで、春か秋かに絞られました。その中でも秋のカラーが非常に多く似合う色が集まっていましたので、秋と思っていただいていいと思います。秋の色を顔周りに持ってくることで、どんなシーンにもジャストフィットするに違いありませんよ。そう、秋の方のイメージは、私の中では池に泳ぐ水鳥・鴨の美しい羽の色ですね!」

秋で水辺の鴨・・・。確かに言われてみれば惹かれる色、そして好きな色もそこに
たくさんあったのである。

5 秋の色ってどんな色?

「さあ、秋と決まりましたので、色を確認していきましょう。まずはルージュをさします。ブラウン系、ベージュ系をのせると、とてもフィットしますよ。」と先生。
「え〜!?ベージュですか、先生。この年齢でベージュはかなり勇気が必要かと思うのですが・・・顔がくすんで見えてしまうような気がして。せめて少しピンクの入ったベージュとか。」
「まぁ、いいから、つけて御覧なさい。必ず似合うから!」
「は、はい・・・。」
といって差し出してくださったルージュの色は、赤いレンガ色系のブラウンだった。

顔がスッキリして見える!  
2 顔がスッキリして見える!
 

これが、どうだろう、つけてみると本当に良くなじみ、顔色が映える!
顔全体にお化粧をしているように見える。
「これでチークをオレンジ・ベージュ系にすれば、ばっちりよ。」
まぁ確かに今までも、ピンク系は手にとっていなかったけれど、これほどまでにフィットするとは、恐れ入りました。手持ちのピンク系、どうしようかな。(ちょっと独り言・・・)

 
マスタード
2 マスタード  
アプリコット
2 アプリコット  
モスグリーン
2 モスグリーン  
ダークレッド
2 ダークレッド  
 
ダークレッド

黒の万能性というイメージ呪縛もあり、黒はワードローブにてんこ盛りだが
「黒は着てもいいので、首周りに秋色を持ってきましょう。」

なるほど。茶系やキャメル、ベージュ、ゴールドは積極的に取り入れたい色として。だから冬のコートは黒かグレーか茶で迷って迷って茶になっていたのだ。
 
秋の色ってどんな色? 秋の色ってどんな色? 秋の色ってどんな色? 秋の色ってどんな色?
 

オリーブ色は自分には似合わないと思っていたので、新発見アリ。
またグレーも、暖かみのあるグレーがいいらしい。目の覚めるようなブルーは実は好き色だったが、もう少しグリーンに近いブルーがフィットするとか。白は真っ白ではなくアイボリー系、カジュアルでなら淡いブルーもOK。パープルならば写真のように黄色を含んだような紫色で。
オレンジ系は柿色に。続々と色が現れて、楽しい気分になる。

 
秋の色ってどんな色? 秋の色ってどんな色? 秋の色ってどんな色? 秋の色ってどんな色?
秋の色ってどんな色? 秋の色ってどんな色? 秋の色ってどんな色?
春・夏・秋・冬に分かれたカラーチャート  
2 春・夏・秋・冬に分かれたカラーチャート
 
6 春・夏・秋・冬の特徴

ここでちょっと、色グループの補足をしておこう。

春 (イエローベース)
 新緑のような眩しいほどの若々しさ、咲き乱れる春の花々などを思わせる魅力的でありながらキュートな、明るく鮮やかな色。

夏 (ブルーベース)
 夏の風景を思わせ、海に太陽が反射して白っぽくかすんだように見える、ソフトなコントラストが織り成す、やわらかな色。

秋 (イエローベース)
 秋の収穫で獲れる実り豊かな食物や、深みのある木々の紅葉で染まっているような、シックであたたかみのある色。

冬 (ブルーベース)
 冬のゲレンデに映える色とりどりのウエアのように鮮やかで、黒&白を中心にしたコントラストのあるドラマティックでシャープな色。

 
  これが私のカラーブック。鴨だ、やっぱり・・・。
 
2 これが私のカラーブック。鴨だ、やっぱり・・・。
7 カラーコンサルタントを受けるとこんなメリットが!

出かける前のコーディネートやメークアップ、お化粧直しがますます短時間ですむ。お買物のときだって、似合う色を知っていると、洋服やコスメの色選びに困らないし、あまり迷わなくなる。そして素肌に映える色の傾向がわかっていると、効果的なメークや洋服選びができるようになり、より自分に磨きをかけたいと思うように。

一番は自信がつくことである。おしゃれストレスが軽減され、毎日が快適なのである。色に守られている感があるのだ。

それにしても、佐藤さんのアトリエは陽射しがすばらしい。陽だまりの中の猫のような気分になってしまうほど、気持ちの良い空間。加えてすっきりとしていて、空気までもがシャキッとしている。
「実は私は冬なんですの。だから顔周りに冬色ブルーを選びました。」
そうだったのか。色の印象だけではなく、その方から発せられる全体の雰囲気で、好印象を持たれるということは、こういうことなのだろう。部屋の中もきっぱりとしたブルー&ホワイトで、とてもすがすがしく感じられたのは、佐藤さんのカラーでまとまっていたからなのだ。

「今年はブルーが決め手!」「春のパステルカラーから淡いピンクで!」
流行とよりうまく向き合うならば、例えば「ブルー」なら「どんなブルーが自分に似合うのか?」を知っているのと知らないのでは、とてつもなく大きな差がついてしまうような気がした。
同じブルーでも春・夏・秋・冬で、違うブルーが用意されているのだから。

似合わないカラーで女度を下げることのないよう、一度カラーイメージコンサルティングをしてもらい、パーソナルカラー診断で新しい自分を発見するのもいいのではないかと思う。

その後、自分の洋服やコスメ達を今一度見直して、ワードローブが片付いて色選びにも迷いが無くなったので、毎日がとても快適になったことを追記しておく。私自身、似合う色が見つかったことで、とてもスッキリした。
スッキリしたのは量的なこともそうだし、気分もスッキリ、なのだ。
コンパクト&シンプルに揃うようになったので、何より無駄がない。

不要になってしまった洋服や化粧品は一体どこに行ったかって?
編集部は、なんと春・秋・冬、とそろったので、めでたくシェアし合えたのでした。めでたし、めでたし。

 
 取材にご協力くださったサロン
佐藤泰子先生と一緒に カラーメイト
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写真:佐藤泰子先生と一緒に

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