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自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
執筆者:モンナージュ編集長 寺山いく子
アンチエイジングで美しさにに磨きをかける
ビューティー
 
「改めて体の中心である骨盤を見直すと
体のバランスが生まれ、活力が沸いてくる」
<あめのもり先生のぐるぐる体操、説明編>  あめのもり先生が掲げるRPBメソッドって?

いつお会いしてもホレボレするナイスボディ!の、あめのもり先生。今回は骨盤を中心に、なんと骨盤の奥にあるという筋肉を動かしながら、肩甲骨の周り及び股関節をバランスよく使ったオリジナルエクササイズで、"美ボディ"を目指せる秘訣を教えていただくことに。

「つまりはインナーマッスルを鍛えていくということなんでしょうか?」

「そうですね、まず骨盤や関節というのは本当に良くできていて、本来は可動するものなんですね。だからぐるぐるまわる部分なので硬くなっていてはいけません。でもよく動いていない人がとても多いんですよ。特に関節周りには大事なリンパ系がありますから、動くことでリンパも良く流れます。また骨盤は、ちょうど器のような形を想像していただくとわかりやすいのですが、前後左右に動くんですね。ここに注目なのです。骨盤を意識しながらゆっくりと動かすのがポイントなのですが、もうひとつ、他の部分の力を抜くことが大事なのです。そうすることでより集中し、体全体を芯から支える筋肉、いわゆるインナーマッスルを意識でき、鍛えられます。鍛えるというと大げさに聞こえますが、RPBメソッドですと、楽しく簡単に長く続けられるんですよ。」
 
とニコニコの笑顔でご説明して下さるので、こちらも思わず微笑んでしまう。

説明をするあめのもり先生  
2 説明をするあめのもり先生

ここでちょっと補足しておくが、あめのもり先生のRPBメソッドとは
R → 余分な力を抜いて、わずかな力でコントロール。
P → 正しい姿勢を保つ。
B → バランス能力をUP!して、身体軸をつくる。   
という3つの観点を基に「曲線美」・「美しい姿勢」・「内側からの美しさ」を生み出し維持するために考えれたもの。今回は特に、自宅でやオフィスで簡単に、また朝・晩、時間のあるときに少しだけ実践すれば効果が期待できる動きを伝授していただくことに。

「コアの筋肉を鍛えることによって、かなり効率的な脂肪燃焼が期待できますし、もちろん代謝はアップしますよね。さらに、これから体験されると良くわかりますが、体内の体温が上がって体はポッカポカに。少し汗がにじむくらいがちょうどいい。嬉しいことに免疫力アップも期待できますし、何よりも小さな動きで最大限の効果があるので、とっても効率的なエクササイズなんですよ!」

ここまで説明を伺うと、もう体がウズウズしてきたので、早速、実践することに。

<あめのもり先生のぐるぐる体操、実践編>  「バランスよいボディを目指すなら、朝・晩、特に晩!実践してください。」
1 肩くるくるリセット体操
〜 骨盤を正しい位置に 〜

どこでもできる方法で、椅子を使ったリセット体操をスタート

椅子に浅く座り、足の裏は地面にしっかりとおく。その時、両膝はくっつける。

POINT
POINT . 肩・腕・背中の力は抜いて、ダラ〜ンとしてよい。 . .
POINT


体を折り曲げて、両手の甲を膝下で合わせ、肩から腕をくるくると後ろ側へ持って10秒キープ。

POINT
POINT . 背もたれを使って肩・腕を後ろに、あごを少し持ち上げ遠くを見るように。肩の緊張が抜けて肩甲骨に力が集まるようになればOK。 . .
POINT
椅子に浅く座る
2 椅子に浅く座る  
手の甲を合わせて
2 手の甲を合わせて  
腕をくるっとひっくり返して
2 腕をくるっとひっくり返して  
腕を伸ばしてあご上げて10秒キープ
2 腕を伸ばしてあご上げて10秒キープ  
簡単そうに見えて意外にキツい?!  
2 簡単そうに見えて意外にキツい?!
腕がストレッチされるようにのばす  
2 腕がストレッチされるようにのばす

慣れたら呼吸法をつけてトライします。

体を折り曲げた状態で鼻から息を吸い、口からゆっくり息を吐きながら、肩・腕を後ろ側にくるっと回していく。腕がゆっくりとストレッチされるイメージ。

「どうしてそんなに肩や腕に力が入っているの〜?!普段からガチガチになっているから、肩が凝るんですよ。もっともっと脱力して、力を抜きましょう。」

「足の裏が地面からあがっています。足の力ではありません。余分な力を抜いて抜いて!」

「おへその下に力が入ると自然と背筋が伸びます。その時に肩や背中を緊張させないで。ダランと手をぶら下げる感覚を持って下さい。常に体が緊張する癖があるようです。それだと体全体に無理な力が入って、結局、腰に負担がかかり、腰痛の原因になったりするんですよ。」

数回するだけで、骨盤が正しい位置にリセットされるという。確かに2〜3回するだけでもスッキリ爽快感で気持ちがいい。

簡単そうに見えて意外にキツい?!  
2 お○らをするときに片方のおしりを少しあげる感覚(失礼!)
手を胸の下におき、腰骨をゆっくりと片方ずつあげる  
2 手を胸の下におき、腰骨をゆっくりと片方ずつあげる
2 骨盤ウオーキング
〜 骨盤の奥にある筋肉を上手に刺激することでウエストをシェイプ 〜

リセットで骨盤が正しい位置にのったところで、次は椅子の上でウオーキング。

椅子に座ったままで、腰骨を片側にゆっくりと押し上げていく。最初、慣れないうちは肩が左右に揺れるが、だんだん肩の力もぬけ腰骨を片方ずつ、ゆっくりと押し上げる動作ができるようになってくる。

POINT
POINT . 反対側の腰骨は下に押し伸ばすようにする。 . .
POINT

「これができるようになったら、手を胸の下でキープして、上半身がブレないようにしましょう。できるだけ下半身だけ、腰骨をゆっくり引き上げる感覚を持って!」

「さぁ、次は椅子の上で前後に歩いてみましょう。腕のふりと持ち上げる足のバランスに気をつけて!」

まずは手を振る練習をして
2 まずは手を振る練習をして
実際に椅子の上で前後していく
2 実際に椅子の上で前後していく

これ結構、頭を使います。そしてそんなに激しくない動きなのに、汗がじわりとにじみ出る・・・。
やっていくうちに、慣れてきて楽しいかも。テレビを観ながらでも全然平気!

「今までは座った動作での運動でしたので、次は立ってできるものをやってみましょう!」

3 つま先ワイパー
〜 股関節と骨盤を同時に回し、骨盤の筋肉を刺激してヒップアップ!〜

両手をおへそにあて、片脚を1歩前に出す。

かかとを支点に、ひざとつま先を同時にワイパーのように内側に回す。

POINT
POINT . 上半身はつま先の向きと反対側を向いてひねる。
両手はウエストに沿って体の向きと一緒に動かしていく。
. .
POINT
最初はつま先が外向き 腕はウエストに沿って 最後はつま先が内側に
2 最初はつま先が外向き
 
2 腕はウエストに沿って
 
2 最後はつま先が内側に

とても静かな動きなのに、体の中からポカポカしてきて、背中がジンワリしてくるのがわかる。コツをつかめば、顔もゆがまなくってすむので、なかなか楽しい動き!左右8回ずつでいいそう。

「姿勢がとってもきれいになって、後ろ姿が見違えましたよ!」
「くびれがはっきりしてきました!」    ホントでしょうか・・・

先生にはまだまだ及ばないけれど・・・  
2 先生にはまだまだ及ばないけれど・・・

わずかの時間に、肉がスッキリしているなんて。しかもこれだけの変化があるとは。使用前・使用後で比較すればよかったかも・・・と後悔の念しきり・・・・。

今回はいかに使っていないというか、意識していない筋肉があるか、を痛感しました。でもその筋肉をしっかりと動かしケアすることで、余分なものがスッキリして、バランスの良い体を目指すことが可能だということも実感。しかも簡単で続けられそうなのがいいと思います。

実践を終え、帰宅時の姿勢はとっても心地よく、まるで頭が上から引っ張られているような感覚で、それが自分の骨盤周りが中心となり体をしっかりと支えている結果かと思うととても不思議・・・でも腰で歩くってこういうことなんだ、と感じられたのでした。正しい姿勢はコアな筋肉からつくられることを実感。呼吸も楽になって頭もスッキリ。これからは朝・晩、ぐるぐるするぞ〜!

 

 Information
あめのもり先生と一緒に あめのもりようこ先生
健康運動指導士・エクササイズクリエーター。体幹(骨盤周辺)のインナーマッスルを中心に肩甲帯、股関節をバランスよく整えるエクササイズ、【RPBコントロール】を考案。しなやかで引き締ったカラダをつくり、便秘、冷え性、肩こりの解消にも良いとフィットネスクラブなどで女性を中心に大人気を博している。著書に『骨盤ぐるぐるダイエット』(主婦の友社)のほか、DVD『RPBコントロール』(シーズ)がある。

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写真:あめのもり先生と一緒に


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