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メッセンジャー
mon age編集部
アンチエイジングで美しさにに磨きをかける
ビューティー
 
靴下の季節だからこそ フットケアは今がケアどき
ミュールやサンダルの季節にフットケア...というのは、素足になることが多い機会なので気にしやすいと思いますが、「もしや、しっかりと治すのならば靴下履いてる秋冬では??」と、会議中に話をしていて思い立ったモンナージュスタッフ。思いついたら即実行ということで、早速フットケアのサロンに取材を申し込みました。今回はそのレポートです。
靴下の季節だからこそ フットケアは今がケアどき

街中には様々なタイプのフットサロンがあります。ネイルケアの延長でフットケアができるサロン、靴屋さん直営のサロン、疲れを癒すことに重点を置いているサロンなどなど。下調べをしたところ、どのタイプのサロンも「魚の目、角質、たこ、巻き爪」はサービスメニューに揃えている様子。で、モンナージュスタッフは『フスフレーゲ』という概念でケアし、技術者養成スクールも運営しているサロンを発見、取材してきました。

お伺いしたのは、銀座にあるフット専門店ロワ。銀座1丁目のビルの中にあるサロンです。やわらかな雰囲気のインテリアで、足のタコだの魚の目だののイメージとはほど遠い。ですが、様々なタイプの靴が飾られていることでフットケア専門店であることが分かります。このサロンの代表である山道いずみさんに実際にフットケアをしていただきました。

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これが足のアーチ。(資料提供:山道いずみさん)
1 足トラブルの原因は
「足のアーチの乱れ」に集約される?!

「分厚い角質ができてしまう、歩くと痛い、外反母趾、巻き爪といった足のトラブルの原因は〈足に合わない靴〉〈歩き方などのクセ〉〈足裏の形の乱れ〉によるところが大きいです。中でも一番重要なのは〈足裏の形の乱れ〉です」と山道さん。え?足裏の形??
「第2の心臓と呼ばれている足は、アーチ型の立体構造になっていて、いわばポンピングのような動きによって、血液を循環させたりしています。このアーチ構造というのは、親指の根本、小指の根本、かかとを結ぶ3点を結んだところにアーチがある構造です。足というのは骨、筋肉、じん帯、腱から出来ていて、筋肉で骨を支えてアーチ型を保っています。このアーチが血液を循環させるポンプ役と、衝撃や疲れから足を守るクッション役を果たしています」。足の裏にアーチがあったなんで、自分の体なのにちっとも気づきませんでした。そんな視点すらなかった。「そう、原因を知ることがとても大切なんです」と山道さん。

足のアーチと足トラブルの関係を教えていただきました。ここでザッと紹介いたします。

足のアーチが乱れると…
●足の形状のトラブル(外反母趾、扁平足、開帳足、ハンマートゥ など)
●皮膚のトラブル(タコ、魚の目、角質)
●爪のトラブル(巻き爪、陥入爪)
●その他のトラブル(むくみ、冷え、O脚、X脚 ※足のポンプ機能の弱まりによるもの)

●●外反母趾の原因……扁平足で3本のアーチが落ちてしまったり、開帳足(親指の根本と小指の根本を結ぶアーチが落ちた状態)により、親指に負担のかかる歩き方になり、親指の骨が押されて横に突出してくることによる。

●●タコ・魚の目の原因……主に〈足裏のアーチの乱れ〉〈歩き方〉〈靴〉。タコは角質が肥厚化したもの。魚の目はさらに皮膚の内部まで硬化しているもの。タコのうちにケアすれば魚の目は予防できる。

みなさん、心当たりありませんか?ちょっと自分の足裏を見てみてください。足がぺったりしてアーチが乱れていませんか?もしぺったりしていたら、足の真ん中や指の付け根などに、肥厚化して黄色くなったタコがあるはずです。

2 早速、フットケア!

足のトラブルの、そもそもの原因が「足裏のアーチの形」にあることは理解できました。で、それを予防するもの大事だけど、今ある角質もキレイにしたい。ということで、早速フットケアをしていただきました。

 
靴下の季節だからこそ フットケアは今がケアどき その後に足のクレンジング。この段階から一気にリラックスモード突入です。頭と足の経絡をつなぐイメージ。 靴下の季節だからこそ フットケアは今がケアどき
まずはフットバスで両足をリラックス。足がほぐれるのがすごく実感できる。フットバスっていいかも!!
 
お見苦しいですが、ケア前の足の裏。写真ではわかりにくいですが、足の真ん中、親指の付け根も薬指の角に肥厚化した角質があります。
 
厚くなった角質に薬剤をつけて軟化させます。
 
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角質を軟化さてせいる間に甘皮の処理をしてもらいました。ありがたい〜。
 
薬剤が浸透したところで、角質が厚くなっている部分をヤスリで削っていきます。痛くなく、むしろ気持ちいい。さすがプロの力加減。
 
ヤスリの持ち方からして違う……。
 
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ひととおり削ったら、もと細かいヤスリでなめらかにしていきます。
 
施術中の山道さん。姿勢がキレイだと思いませんか?
 
ジャーン!!すかりつるつるすべすべの足の裏になりました。
 

フットバスして、足の角質取って……これだけでも足が身軽になったような気分に。肌がつるつるしている実感がとてもあって、気分も妙に高揚しました。それと同時に足に対して無頓着だったことに反省しきり。それを察知してか、山道さんより「この状態をよりキープして原因を補正するテーピングをしてみませんか?」と。テーピングで強制的に正しい足裏アーチを作ることにより、角質を予防することができるそう。それだけでなく歩いているときの痛みなどもすぐに軽減できるらしい。ここまでケアしたら、もちろんテーピングもしますっ!

 
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足のアーチの長さからテープの長さを決めて…
 
切れ込みを入れたテーピングを貼っていきます。
 
足のアーチを確認して作りながらテーピング。
 
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足の甲や裏側にも貼っています。
 
テーピング完了。手早すぎ。ものの1〜2分で完了しました。
 
これがテーピング前の私の足。左足が少々外側を向いていました。(指摘されるまで気づきませんでした)

ほんの数分のうちに、テキパキと山道さんがテーピングしていきました。じっと見ていても、何をどう貼っているのかよくわからないほどの手際の良さ。で、テーピングした足が非常に軽やかなんです。というよりも、テーピングしているほうが足が楽。ベッドの上に足を置いていても、それがわかりました。速効でこの楽さが実感できて(本当に速効です)、テーピングしてもらって初めて、自分の足の不具合に気づいた感覚です。あ、私の足の指ってキュウッと詰まっていたのか...。しかも歩いたとき、重心が自然と体の中央に来ているのもわかりました。より良い姿勢と歩き方ができていて、しかも歩きやすい(蹴りやすいといったほうが近いかも)。すごい!!たかがテーピング、されどテーピングです。テーピングによる矯正は、個人差はありますが半年ぐらいの時間を要するらしい。「しかもブーツの季節には巻き爪や外反母趾に悩む人が増えるのです」。そうなるとテーピングやワイヤーといった施術が必要となってくる、素足の季節にはやりにくい、やはり靴下の季節に治すに限る、です。

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テーピング後の足。正しいアーチができたことにより指の間が広がっています。左足の傾きまで矯正できてるっ!!

「日本では外反母趾は手術で治しますが、本当はテーピングで改善できるのです。靴の文化が進んだドイツではそういった施術がされています。日本では知られていないので、外科手術に頼ってしまう。切らなくてもいいことがまだ周知していないのです。しかも外科手術をしても、原因となる足裏アーチを改善しないと、外反母趾は繰り返されてしまうのです」と。山道さんはご自身が長身で足が大きいがゆえ、以前は市販の靴では合うサイズが無かったそう。そのため深刻な足のトラブルに悩まされ、解決方法を探していくうちにドイツの足や靴の対する考え方、整形外科的な靴を作るのに国家資格が必要なこと、その必須科目に「フスフレーゲ」があることに触発されて、ドイツ留学してしまったとのこと。ドイツには物を大切にする文化、人間的な国民性、マイスター気質などがあり、「足のために良い靴」「足の健康」を追求している分野が確立していて、その技術を日本に持ち帰り、日本人の足にあったカスタマイズを重ねていったそうです。

「足は全身に影響しますので、足の健康は本当に大切です。足のトラブルは本当に辛いです。でも手術に頼らず痛みを忘れながら改善することができるのです。その基本が足裏のアーチの形です。いい加えますと、足のアーチをキープできれば、10歳は若く見えますよ。正しい立ち方になるので、太ももに余計な脂肪もつきにくくなりますし、背筋がしゃんと伸びて若々しさが出るんです。街のショーウィンドーに映ったご自身の姿が変わりますよ、これ本当です」。
実は取材のときに山道さんの実年齢を教えてもらいました。かなりびっくりしました(20代のお子さんがいるらしい)。ボディラインも健康的でスマート。きっと代謝がいいのだろう、肌もキレイで手に年齢が出ていない。そして何より姿勢が美しい。表情もイキイキしています。足の健康を守るだけで、さまざまな効用があり、きっと気持や考え方も変わるんだろうなと思わずにはいられませんでした。

確か最初は、角質だのタコだのをケアしてもらおうと取材に行ったはず。しかし足裏アーチの存在を知って、その影響があちこちに及ぶことを知り、ついには山道さんというビューティフルエイジングのお手本を目にしてしまい、今まで考えていたフットケアへのイメージがすっかりひっくり返りました。足の健康、あなどれません!!

 取材にご協力くださったサロン
フット専門店 ロワ

フット専門店 ロワ
〒104-0061 東京都中央区銀座1-6-13 GINZA BLDG 6F
TEL:03-5524-2204 FAX:03-3567-7366
営業時間:11:00〜20:00(日・祝 18:00まで)

ホームページ
http://www.foot-loi.com/


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