【脱臭】
炭の炭化温度によって炭表面の化学構造が変わり、、脱臭する対象が変わってきます。
●トイレ
アンモニア臭には400〜500度の低温で焼かれた炭を。硫化水素(腐臭)には900度以上の高温で焼かれた炭を。
●冷蔵庫
食品が老熟した際に出すエチレンガスには900度以上の高温で焼かれた活性炭を。
●部屋
ノネナール(加齢臭)やホルムアルデヒドも900度以上の高温で焼かれた活性炭で。
【調湿】
炭にはだいたい50%の湿度を保とうする働きがあります。乾燥している時は水分を放出し、湿気っている時は水分を吸います。高温で焼いた針葉樹(スギ、ヒノキ)の炭が適しています。
調湿目的の場合は、10畳ほどの部屋ならば必要量は3キロほど。カゴなどに入れて部屋に1〜2カ所置くと、3キロはすぐ賄える量です。
安田さん:
低温で焼いた炭と、高温で焼いた炭を組み合わせるとオールマイティーです。
炭の炭化温度によって、消臭する成分が違うということは、初耳でした...。これは炭を作っている方々には当然の常識だそうですが、残念ながら私たちが手軽に購入する木炭には、何度で焼かれたものなのかは、ほとんど表示されていません。モンナージュスタッフが調べたところ、インターネットのお店では詳しく情報を出しているところを見つけることができました。
さて、今回はユニリーバの「ポンズ ブラックシリーズ」に使われている竹炭に興味を持ったのがそもそものきっかけ。そこで竹炭について。
●竹炭が活用されるようになったのは、ごく最近のこと。高温で焼くことが難しいとされていたからとか。
●竹炭の一番の特徴は、表面に超微細孔があること。空気中の水分を放出したり吸い込んだりする力に富んでいる。
●目に見えない穴がたくさん開いている多孔性で、竹炭1gでテニスコート1面分の表面積に。
●竹炭の主な働きは「水や空気の浄化」「脱臭」「調湿」「吸着作用」「食品の色づけ」「マイナスイオン発生」など。また竹炭そのものにミネラルが含まれているため、水をおいしくしたり、ご飯や煮物と一緒に炊くとおいしさが増したりするらしい。
竹炭もなかなかの存在感。いろいろな目的に使えるだけでなく、竹炭はそれなりの強度があって扱いやすいので、気軽に炭を活用したいときには、便利かもしれない。その竹炭、単に「炭状態」のものだけでなく、いろいろな商品にも加工されているので、ちょっとご紹介します。様々な商品があるので、木炭&竹炭に興味を持たれた方はGO!
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