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米井先生、ドイツワールドカップでアンチエイジング?!


mon-ageメッセンジャーの米井先生が、先に行われたドイツワールドカップを観戦してこられました。渡独した本来の目的は学会参加ですが、その合間に時間を作ってのスタジアム入り。そのときの様子をmon-ageに寄稿していただきました。

講演や患者さんにいつも言っていることですが、なんと言っても「病は気から、老化も気から」です。最近は「きれいも気から」が加わりました。病気に対する抵抗力や免疫力は「気」によって大きく影響を受けます。心身のストレスは免疫機能を衰えさせることから「免疫も気から」とも言えるのです。いくつになっても「ときめき」「恋心」はとても大切。韓流ブームでスターを追っかける妙齢のご婦人方の生き生きとした表情を見ていますと、女性ホルモンとかDHEA、成長ホルモンなどを盛んに分泌しているに違いありません。このあたりのデータがもっとあればいいのにと思います。世間体もあるので、なりふり構わずアイドルを追っかけるわけにはいかない私たちにとって何か名案はないでしょうか。ということで周りを見回すと、ありました。4年に1度のサッカーの祭典、ドイツサッカーワールドカップです。
スタジアムでの私です。「侍ジャパン」ユニフォームを着て、興奮と熱気のうずの中に立っています。2006年6月18日ニュールンベルグ、長年の夢だったワールドカップです。まもなく日本vsクロアチア戦が始まります。ときめいています。若さを保つホルモンがじゃんじゃん分泌されています。この場でホルモン採血したいところですが、警戒態勢が厳重なスタジオンに注射針持ち込みは不可能でした。
ここまで長い道のりでした。宿泊先のマインツからドイツ国鉄の駅まで徒歩15分、列車に3時間ゆられ、ニュールンベルグからローカル線にゆられ、駅からスタジオンまで歩く。ボディチェックに並んだりで1時間は立ったり、歩いたり。やっとの思いでスタジオンへ入場すると、カラダ格差のあるクロアチアサポーターとの1対1のフィジカルコンタクトがすでに始まっており、試合前からかなりの消耗戦です。
暑いデーゲームで選手たちはもっと大変。ピッチに出たら精神力の勝負です。ホームとアウェイで勝敗が大きく左右するのは周知の如し。サポーターの声援が選手たちを奮いたたせます。キーパーがPKをセーブ!!間近にみるサッカーは最高。サポーター冥利に尽きます。日本対クロアチア戦を見た印象はテレビ観戦の人たちとは全く違うことがわかりました。

精神が大事であることは、私たちの日常生活にも言えることです。ちょっとしたきっかけがあれば、怠けはじめた身体にカツを入れることができます。忘れかけていた生きる勇気を思い出させてくれるでしょう。まさしくアンチエイジングの精神ではないでしょうか。



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