2007年3月25日、品川にある新高輪プリンスホテルで「日本エイジマネージメント医療研究機構」の発足記念シンポジウムがありました。この日本エイジマネージメント医療研究機構、少々長い名前の団体ですが、厚生労働省・文部科学省・農林水産省と、日本抗加齢医学会が共にタッグを組んで、抗加齢医学(予防医学)を普及させていく目的で設立されたそう。官・学・民がこんなふうに協働することって、実はハードルの高いことなんだそうです。
「メタボリック症候群」という単語も、国が健康施策に使用してから、一気に認知度があがり、たくさんの人が自分の健康に留意するようになりました。今では「メタボ」って略しても十分通じますよね。現段階では、抗加齢(アンチエイジング)とは、「美容的要素の強い、若返りへのアプローチ」と「生活習慣病にならない等の予防医学」の2つの見方がありますが、この団体が取り組んでいくのは、後者のほう。将来、どんどん進む高齢化に伴って、医療保険や年金制度が抱く問題点のひとつを、予防医学で乗り越えていこうというもの。「なーんだ、お金のためなんだ」なんて思いました? いやいや、それだけではなく、ずっと健康体でいられたらより充実し自立した生活ができる、寝たきりじゃなく、街を闊歩することも同団体は目指しているそうです。Quality Of Life、なるほどね。
この日は、抗加齢医学に携わる様々な先生の講演が行われました。モンナージュもお世話になっている恵比寿アンチエイジングクリニック・青木晃先生も「アンチエイジングクリニックにおけるアンチエイジング医療の実際」というタイトルの講演をされました。メタボリックとセルライトの関係や、そのケア方法など、未病(病気になる前段階、病気未満)のうちに、自分の体を把握しケアする・手だてを打つことの大切さが解説されていました。
講演の後は発足記念のパーティが行われましたが、ものすごい人人人!!(1,000名以上集まったそうです)で、この団体に皆が寄せる期待を感じました。当日の画像も撮ってきましたが、人人人でいろんな方々のお顔が写ってしまったので、今回は少しだけ掲載します。
●日本エイジマネージメント医療研究機構
http://www.age-m.org/ ●この日の青木先生のblog
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