少し前の2007年10月24日、モンナージュスタッフは「皮膚科学セミナー」に行って勉強してきました。「代謝の衰えと肌回復力 自然治癒力との関係」というタイトルのセミナーで、講師は、聖マリアンナ医科大学・難病治療研究センターの山口葉子先生。今回は化粧品業界に長く携わり皮膚や美容成分の知識がすでにある人たちを対象に、疑問の多い事柄を解説してくれるというもの。堅い名前のセミナー名ですが、開催されるのは表参道のモンナージュスタッフも楽しみに出かけてきました。
この山口先生は、もとは「液晶」の研究をなさっていたとのこと。液晶って、液晶テレビの液晶と一緒。なんでも固体→液晶→液体→気体なんだそうです。形状としては固体よりも動いて、液体ほど自由ではないらしい(知らなかった...)。そして、人間の細胞の間にある「細胞間脂質」もこの液晶の構造を持っているらしい...。
このセミナーでは、皮膚の構造や、皮膚細胞の代謝、皮膚の自然治癒力を利用するには...など、アンチエイジング的にも興味深いテーマが話されました。ふむふむ、これまで知っていた知識を改めて話してもらうことで「やっぱりそうだよね」と確信が持てたり、知っていた知識の根拠を改めて知ることができたりと、かなりためになるものでした。
山口先生は聖マリアンナ大学の研究所と提携して起業し、細胞間脂質を通して自然治癒力のスイッチを入れさせる新成分を開発、試薬品や、医薬部外品、化粧品として利用していくそう。写真にある黒いボトルの「マリアンナ」という乳液にも、その新成分が使用されているそうです。
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