2008年1月24日、東京ミッドタウンのカンファレンスルームにて行われたナノエッグ社の新製品発表会にモンナージュスタッフも行ってきました。
この日は聖マリアンナ医科大学から生まれたベンチャー企業であるナノエッグが新しく発売するブライトニングラインの製品紹介に絡めて、美白のメカニズムをテーマに、聖マリアンナ医科大学・難病治療研究センター山口葉子先生の講演がありました。実はモンナージュスタッフ、山口先生の講演を聞くのは2回目で(前回の記事はこちら)、前回の講演で山口先生のお話の面白さ、肌に対する考え方に、すっかりファンになってしまった次第。 講演内容は、複数あるブライトニング効果の役割、ターンオーバーをアップさせるためのアプローチ、各種美白成分の解説などなど。実は山口先生は物理学の博士。そこそこ化粧品の知識は持ち合わせているモンナージュスタッフですが、物理の観点から見た美容トピックを聞くのは、なかなか新鮮で面白かったです。
難病治療研究センターでは様々な研究がなされており、その中のひとつ、ドラッグデリバリーシステム(その名の通り、薬剤を届けるべきところに効率的に届けるメカニズム)の研究から生まれたナノキュープという基剤は、化粧品にも活かせる技術として注目されています。モンナージュの編集長寺山が「美容と医療の融合」と言っているのですが、それはこういう部分から始まっているのかもしれない...とついついワクワクしてきます。
山口先生は、研究所が持つドラッグデリバリーシステムの成果をもっともっと高めて「塗るワクチン」を開発し、アフリカの子どもに提供したいそうです。塗るだけで誰でもワクチンが簡単で確実に接種できて、注射針を使わないのでAIDSなどから子どもを遠ざけることもできる。そんな夢を語っていた山口先生の目はキラキラとして格好良かったのであります。
株式会社ナノエッグ
http://www.nanoegg.co.jp/ |