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対メタボリックシンドロームの講演を聴いてきました
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対メタボリックシンドロームの講演を聴いてきました
対メタボリックシンドロームの講演を聴いてきました

少し前の2008年2月1日、ウェスティンホテルで開催されたサイエンスセミナーにて、対メタボリックシンドロームの講演を聴いてきました。講師としてお話くださったのは、稲毛病院の健康支援科部長、佐藤努先生です。
佐藤先生は人々の健康を「代謝」という視点から考えている先生。代謝と行ってもエネルギー代謝だけでなく、新陳代謝、メンタル代謝、精神代謝、生活代謝、病気の代謝など、「代謝」というキーワードで様々な視点と対処・対策があることなどのお話がありました。
そしてサプリメントに関する著書を数多くだされているほど、サプリメントや食生活への造詣が深い先生でもあります。

佐藤先生は整形外科を専門としている先生ですが、お年寄りの体の不調は整形外科の分野に出てくることが多く、そういった人々を数多く診ているうちに、それらの改善には生活習慣や栄養素がひとつの鍵となるのではないかと考え、ビタミン外来という科目を立ち上げたそう。そこでいろいろな紆余曲折を経て、たくさんの実績を積み、現在はあらゆるメニューを揃えた健康支援科をなさっているそうです。

佐藤先生のお話は、ご自身の経験が大きなベースとなっていて、非常に面白かったです。現代人がビタミンを摂れていない理由は、「土壌などの環境要因に起因する食材の栄養価の低下」「多重加工食品の増加」「身体的ストレス失調(ストレスに対抗するビタミンが足りていない)」などのトピックや、
「現代の加工食品は、カロリーを拾って、ビタミン・ミネラル・ファイバーを捨てている状態。食材は丸ごと食べるのがもともとの流れであったはず」「カロリーを捨ててビタミン・ミネラル・ファイバーを拾っている食品は、今のところサプリメントだけ」など、サプリメントも含めた食全般に関して興味深いお話をたくさんされていました。佐藤先生の思考はリベラルでした。

モンナージュスタッフは聴きながら、何度も「へ〜」「なるほど〜」とうなづくばかり。健康のためには生活習慣と食生活の見直しが必要なことは、誰でも想像できると思いますが、あまりにも漠然としていて、具体的に考えられなかったり、小手先なことにまとまってしまったり、自分とは関係ないことなんて気になってしまいがち。佐藤先生のお話は、何が問題点でどうすればいいのかが具体的に見えてきて、どのように心がければいいのかがわかってくるものでした。いい意味で、食への興味を煽ってくれる感じでしょうか。なかなか興味深い講演でした。


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