2008年6月24日、花王からこの秋に発売される新しいベースメイクライン『ソフィーナ　プリマヴィスタ』の発表会に出かけてきました。花王といえば、実直な製品作りに定評のあるメーカー。高い技術が活かされた製品でも、手に届きやすい価格で販売する太っ腹な点は大企業ならではです。

今回新たに誕生する『ソフィーナ　プリマヴィスタ』は、「第一印象から若く見える」ことをコンセプトに開発されたそう。160人以上の日本女性の顔データを分析して、若顔肌と老け顔肌の違いを追求。そこから導き出された両者の違いは「肌に大小の波打つような凸凹があると老けて見える」「顔の中心部が明るいと若々しく見える」というもの。言われてみればそうかもしれない。会社にいる20代のコを見ると、確かに顔に陰りがなく、顔色も目や鼻といった中心部が明るい。30代40代チームは、顔色が悪いわけではないが、20代の明るい肌には及ばない...。現実は厳しいなぁ。

そんな研究分析結果をもとに、『ソフィーナ　プリマヴィスタ』ファンデの構造そのものに新技術を採用したそう。
「凸凹の影」に関しては、肌の内側に光りを取り込んで明るくする肌色透過散乱粉体を使用。前から光が当たるとできてしまう凸凹の影を、内側からてらすことでその影を消してしまおうという発想です。「顔の中心部を明るく」は、当たった光を乱反射させずに一方向に強く反射させる技術で対応。これらの技術がベースメイクの各アイテムに活かされています。

ちなみに画像の中にある2つのヴィーナス像、右側が筋がはっきり、左側は凸凹していないように見えると思います。実はこの左側には新技術の肌色透過散乱粉体を混ぜているそう。実際に手にとってよく見てみましたが、髪や目鼻のくぼみはどちらも一緒でした。内側から影を消すことで、これだけの大きな違いが出るとは...。この技術、私の肌にぜひ欲しい〜。

女性が人の年齢を見るとき、ファッションや体型よりも、顔の肌質を一番にチェックするらしい。モンナージュ世代には、気になるベースメイクラインだと思います。

『ソフィーナ　プリマヴィスタ』は2008年9月1日新発売です。