2008年8月25日〜27日にかけて東京ビッグサイトで行われた「ダイエット&ビューティーフェア2008」に行ってきました。昨年に引き続き、出かけてきたのは2回目です。ダイエットや美肌、デトックス、サプリメント、アイメイク、ネイル、そしてアンチエイジングなどなど、美容の幅広いジャンルをまたぐ業界向けの展示会で、様々な企業から新しい技術や美容機器、アイテムが会場にあふれていました。
ダイエット&ビューティーフェアではただ単に企業展示だけにとどまらず、会場のステージで様々なイベントが開催されたり、別スペースでは講演会などが行われていました。各著名人やエキスパートによる講演会のうち、モンナージュでもおなじみの管理栄養士・伊達友美先生が「栄養指導の現場から 伊達式ダイエット公開」というテーマで講演をされました。
最近はタレントのダイエットをサポートしたり、著書が注目を浴びたりしていて、すっかり人気者な伊達先生。ですが、そこで浮かれることなく(伊達先生、失礼!)地に足ついた栄養指導を現在もじっくりと行っています。今回の講演では、実際の栄養指導の現場から、様々なデータを紹介しながら、ダイエットや食改善の事例を豊富に紹介していました。伊達式ダイエット(伊達先生の指導内容)は、著書を何冊か読めばおおよそ理解できますが、ではそれをどのように指導現場に落とし込んでいるのか、そのときの伊達先生の指導意識やコツといったことが紹介されました。このあたりはかなりプロ向けな内容になっていましたが、会場にいる聴講者の方々は食い入るように聴き、メモを取っていました。
伊達先生の指導は「栄養指導は何を引くかではなく、何を足すか」に着眼点があり、患者さんの食事内容を否定しないことが特長です。お菓子が大好きだったり、好きな者ばかり食べるようなバランスの悪い食生活であっても、あれもこれも禁止しない。禁止しないのは、それでストレスがたまって、患者さん本人の意欲を低下させたり、食事への興味低下といった弊害が出てくるからだそうで、まずは現状を受け入れることからスタートするそうです。3,000人以上の栄養指導をおこない、膨大な経験値がある伊達先生だからこそ可能な指導方法。様々なケースを知っているので「大丈夫なライン」が伊達先生には見えているのだと思います。
そんな内容の濃い講演を聴いた後に、華やかなブース出展でにぎわっている会場を歩くと、「健康や美は内面と外面の両方から作るものなんだなぁ」と思わずにはいられないモンナージュスタッフでした。 |