以前、モンナージュで紹介したことのある、ギムナジウム（男子校）をコンセプトにしたカフェ「エーデルシュタイン」と、男性だけで構成される劇団「スタジオライフ」がコラボレーションし、世の乙女達をとりこにしていると聞いて、不思議な世界観だけどなんだか面白そうだと潜入してきました。

そもそもは、劇団スタジオライフが25周年記念公演として萩尾望都作品「トーマの心臓」「訪問者」を上演するのがきっかけとのこと。劇団スタジオライフ、ギムナジウムカフェのエーデルシュタイン、「トーマの心臓」...これらの共通点は、耽美な世界。美しい男子たち（あえて男子と言おう）が描く、甘酸っぱくて、みずみずしく、ちょっと複雑で、ほろ苦い、そんな繊細な世界観。「トーマの心臓」といえば、アラフォー世代なモンナージュ読者には記憶の片隅にこのタイトルが残っているはず。当時、人気の高い漫画でしたよね。

さて、どんなコラボかというと、エーデルシュタインでお給仕してくれる男子生徒の制服が、なんと実際の舞台衣装（制服姿・しかも公演よりも先に着ているそう）、「トーマの心臓」のストーリーに合わせた限定メニュー、実際の舞台に使用する小物の展示、そして、サプライズとして、スタジオライフの俳優さんが、生徒役としてカフェ店内にゲスト出演。ファンはたまらないでしょうし、俳優さんが放つオーラを目の当たりにしたら、きっとクラクラしてしまう乙女続出でしょう。

こういった世界に入っていくのは、オタク的な感性を楽しめる女性たちと想像しますが、見た目にはみなさんフツーにお洒落で、フツーな感じ。カフェの中で演じられている空気を、舞台を鑑賞するように楽しんでいる様子でした。

それにしても、若い男子が放つその存在感の、なんとキラキラしたことか（こんなこと言っちゃうのはオバサン？？）。乙女心をくすぐる要素は、世の中にあまたありますが、こんなリアルなくすぐりは、日常を忘れて異空間にトリップできますし、エネルギーをもらえる感じも覚えたり。なかなか面白い体験でした。
これもひとつの、アンチエイジング？？

この記事が掲載される頃には、このコラボ企画は終了しているようですが、劇団スタジオライフの公演はこれからとのことなので、リンクを貼っておきますね。彼らの舞台に興味がわいたら、ぜひアクセスしてみて。

ギムナジウムカフェ・エーデルシュタイン
http://www.cafe-edelstein.com/top.html

劇団スタジオライフ
http://www.studio-life.com/