毎年いまごろの季節に開かれる、日本抗加齢医学会総会。アンチエイジングを追求している医学会が行う、年に一度の大きなイベントです。この学会総会では、日々様々なアンチエイジングを研究しているドクターたちの論文発表や、セミナー、シンポジウムが会場のあちこちで行われ、そのコマ数は70以上。最先端のアンチエイジング情報が集まっていて出席は知りたい・勉強したいものを聴講して知識を得る、大事な場です。今年は5月27日から3日、国立京都国際会館開催され、モンナージュスタッフも勉強してきました。
医療従事者でなくても、医学会の趣旨に賛同していれば正会員となれる日本抗加齢医学会。モンナージュスタッフはこれまで総会に毎年出席して勉強してきましたが、今年は内容が難しかった〜。だんだんとアカデミックになってきた感じなので、医学的基礎勉強をしていないモンナージュスタッフには高いハードルでした。アンチエイジングというよりも「予防医学」といったほうが感覚的に近いスタンスの中、加齢によって起こる様々な症状や病気などを予防、初期段階でのよりベストな対応策などの話題が多かったです。抗加齢医学もどんどん前進・進化しているのを肌で感じました。そして、医療とは、病気になってから受けると考えがちですが、もっとベストを考えると、健康を維持することにも医学はおおいに活用できるものなのかもしれない...とも思いました。
すでに始まっている高齢化ですが、加齢も病気のひとつととらえ、早い段階で適切に対処したり、これから起こるであろう症状を予測したりなど、高齢化社会の中で自立して生きる(寝たきりにならない、病気で生活の質を落とさない)には、抗加齢医学は大いに役立つものです。そういった認識がある一方で、なかなか進まないのが予防医学の保険適用風邪を引いて病院にいって健康保険証が使うのと同じように、抗加齢の医療に健康保険が使えないと、あまり身近な医療とは言えないかも...。モンナージュがよく言っている「乳ガン検診に行こう!」「子宮ガン検診に行こう!」も広く考えると予防医学ですが、これら検診もまだ健康保険で受けられないですよね。
そんなことをつれづれと考えながら、会場のあちこちで超真剣なまなざしで勉強しているドクターたちを見ると、頼もしさを感じました。私たちが高齢者となる頃に、さまざまなアンチエイジングの医療サービスが受けられるようになっていれば、日本の医療は世界に誇れるものになってるはずです。 |