トップページへ












自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
モンナージュ編集部
アンチエイジングにつながるいろいろなコト
カルチャー
バレリーナに学ぶ!アンチエイジング的ビューティライフのヒント
英国ロイヤル・バレエ団の最年少プリンシパル(第1舞踊手)という実績をお持ちの熊川哲也さんが主宰するKバレエカンパニーは、それまでのバレエ団の概念を覆す革新的な方針と、年間50回を超える公演回数で、日本のバレエ界の注目を一手に集めるバレエカンパニーとしてアクティブに活動しています。
 今回mon-ageでは、そのKバレエカンパニーに所属する松岡梨絵さんにインタビューしてきました。2006年6月に『ジゼル』にて主役デビューを果たし、今後の活躍が注目されているバレリーナです。バレエを踊る楽しさ、見る楽しさ、そして一番知りたい「理想的なプロポーションをキープする秘訣」を伝授していただきました。女性必見です!

mon-age:食に関して、気を付けていることはありますか?

松岡梨絵さん(以下松岡):基本的に3食きちんと食べますが、お昼はリハーサルなどがあり、しっかり食べられないので、ビスケットやチョコレート、それに吸収が良くてすぐエネルギーになるバナナをほとんど毎日食べています。また、ご飯を炊く時に、十穀米やGABA(γ-アミノ酪酸)を入れています。帰りが遅くなる時以外は、食事は大体自分で作るんですよ。お肉の時は必ず野菜を入れますが、ブロッコリーを茹でるなどして、温野菜を食べるようにしています。冷え性ですし、あまり好きではないので、冷たい生野菜は食べませんね。食事は、カロリーよりもバランスを気にしています。その食材からしか取れない栄養素があると思うので、食材に関して制限はしていません。甘いものも好きですが、ケーキではなく、チョコレートや小さい焼き菓子をつまむ程度は食べます。サプリメントはあまり摂りませんね、サプリメントより食事から栄養素を摂りたいと思っています。

mon-age:水はよく飲みますか?

松岡朝起きて、まずコップ1杯分の水を飲みます。そうすると、血液の流れが良くなると聞きました。バレエを踊っている時は、お水を飲みます。すごく汗をかく時はスポーツドリンクを飲むこともありますが、大体お水です。飲みやすいので、銘柄はvolvicが好きですね。1日1リットル位は飲みますが、むくむので飲みすぎないように注意しています。

mon-age:汗はかなりかくのですか?

松岡はい、特に今は暑いので、すごく汗をかきます。でも、冷房をかけると汗をかいたところから冷えてしまうので、レッスン場では送風です。冷房は苦手ですね、変に熱が中にこもってしまうので気持ち悪いです。プライベートでもつけないか、つけても窓を開けています。冷え性だから、すぐ手足が冷たくなってしまうんですよ。

mon-age:やはりバレリーナにとって脚のケアは大切ですか?

松岡そうですね、冬場は必ず脚にレッグウォーマーをつけています。あとは半身浴をしますね。長風呂は苦手ですが、半身浴は15〜20分位ゆっくりと入ります。どんなに遅くなってもシャワーだけということは絶対なく、必ず半身浴をするようにしています。じっくり温まることで代謝が高まり、血流が良くなります。半身浴をするようになって、冷え性も大分良くなりました。忙しくてシャワーだけ、という方が多いのかもしれませんが、1日5分でもお風呂に入ることをおすすめします。

mon-age:代謝や血流は、踊る上でも大切でしょうか。

松岡大切だと思います。冷え性は血液の循環が悪く、むくみやすいのですが、足がむくんでいるとトゥシューズに足が入りません。また、膝を伸ばすのも難しくなります。半身浴で代謝を高め、血流を良くして、その日の疲れはその日のうちに取り、次の日に臨むようにしています。

mon-age:バレエ以外に実践している美容法はありますか?

松岡ピラティスをやっています。呼吸と一緒に、体の核(コア)を鍛えるのがピラティスです。バレエダンサーにとって核はとても大事ですし、バレエとは違う動きで鍛えることができるのでいいですね。自分の核を感じながらバーレッスンをすることで、動きが変わってきます。

mon-age:バレエに呼吸法はあるのですか?

松岡ピラティスのように決まった呼吸法はありませんが、疲れた時には息を吐くように言われます。踊った後に止まっている時などはとても苦しいですが、お客様に疲れていると思われないよう、息を吐きます。あと、動き出す前に吸うように言われていますね。後は踊り込んでいく中で、自分なりの呼吸法を身に付けていきます。

mon-age:バレエは体への負担が大きいのでは?

松岡多い時は10時から17時半位まで踊りますが、子供の時からやっていて体に入っているので、大変とは思わないですね。私はどちらかというと太りやすい体質なので、体重を気にしています。1kg太ると、やっぱり変わりますね。2kg増えると、食べすぎだと感じます。

mon-age:どんな体のケアをなさっているのですか?

松岡筋肉痛になったら、お風呂にゆっくり入ってマッサージをします。足首が痛い時は、レッスン後に氷で冷やしますね。それと、踊った後はクールダウンのために、もう一度ストレッチをしています。

mon-age:睡眠に関しては如何でしょう。

松岡睡眠時間は毎日6〜7時間、寝つきも目覚めもいいです。固すぎない、高すぎない枕を使用しています。でも、舞台の後は、気持ちが高ぶっているので眠れないですね。

mon-age:精神的なケアはなさっていますか?

松岡規則正しく健康的に、楽しく過ごすのが一番だと思います。朝決まった時間に起きて朝食をとり、ピラティスやストレッチをし、レッスンをし、夜は自炊をする、というのが私の一日の流れです。食事の時間は毎日大体同じですね。一定の時間に起きて食事をするというのは、リズムを作る上で大事なことです。気を付けてやっているわけではないのですが、習慣になっています。
松岡梨絵さん
【松岡梨絵さんプロフィール】
広島県出身の松岡梨絵さんは、2000年にこうべ全国洋舞コンクールシニアの部で第1位になるなど、数々のコンクールで入賞歴がある実力派バレリーナ。2002年9月に、Kバレエカンパニーにソリスト(注)として入団し、以後2005年2月にファースト・ソリスト(注)、2006年6月の『ジゼル』公演にて、主役を踊った直後にジュニア・プリシンパル(注)と、まさに破竹の勢いで昇格を続ける、Kバレエカンパニー期待のホープです。
※松岡梨絵さんについては、下記のKバレエカンパニーのHPをご覧下さい。
http://www.k-ballet.co.jp/
members/index.html


注:バレエ団における階級のこと。アーティストからスタートし、ファースト・アーティスト、ソリスト、ファースト・ソリスト、ジュニア・プリンシパル、プリンシパルという順番で昇格します。
松岡梨絵さん
松岡1幕(左) と 2幕(右)

mon-age:ジゼルを踊っての感想は?

松岡第1幕ではジゼルの初々しさを出すのが難しかったですね。第2幕は、役柄が体に入るまでが大変でした。死んで魂だけになっているので、感情が出すぎても、出なさすぎてもいけない……「無」であることの難しさを痛感しました。踊り込むしかないと思い、沢山リハーサルを入れて頂きました。初めての役でしたが、本当にやりがいのある作品でしたね。

mon-age:初めての主役でしたね。

松岡主役になると責任感は違ってきますが、どの役でもリハーサルで100%以上の力を出し切って臨んでいるので、初主役だから緊張した、ということはないです。思い残すことがない位沢山リハーサルしましたので、本番は楽しめたと思います。「どんな役でも、任せて大丈夫」と信頼して頂けるようなダンサーになりたいですね。

mon-age:バレエの美とは何でしょう?

松岡バレエは総合芸術です。ダンサー、衣装、照明、装置、音楽……全てが一つになって完成する芸術なのです。バレエを見に行くだけで、衣装の美しさも見られるし、オーケストラの生演奏も聞けます。バレエは見る方にとって素晴らしいものだと思います。バレエを初めて見るときは、『くるみ割り人形』のような物語性のあるバレエから入ると、楽しいかもしれませんね。

mon-age:バレエをやってみたい方にメッセージを!

松岡私は踊ることが大好きです。合う、合わないはあると思いますが、一度体験されてバレエを好きになる方は多いのではないでしょうか。バレエを踊るのに、年齢は関係ないと思います。私は20代前半の時よりも、今の方が体力がありますし、気持ちの持ち方一つではないかと思いますね。

ジゼル
【『ジゼル』のストーリー】
中世ドイツの農村。心臓の弱い村娘ジゼルには、ロイスという恋人がいますが、実は彼は侯爵アルブレヒト。ジゼルに思いを寄せる森番ヒラリオンにより、ロイスが身分違いの貴族で、バチルドという婚約者までいることを知らされ、ジゼルは絶望のあまり狂気に至り、ついには息絶えます(第1幕)。  死後、ウィリという精霊になったジゼルは、アルブレヒトを死ぬまで踊らせようとするウィリの女王ミルタに、彼を助けてくれるよう懇願します。ジゼルはミルタから恋人を夜通し守り抜き、やがて夜明けと共に消えていくのでした(第2幕)。

「バレリーナのスレンダーな身体に憧れる!」「バレエをやってみたいけど、難しそうで……」という方におすすめなのが、一般の人でも気軽に学ぶことができるKバレエゲートの「ベースワーククラス」。ピラティスを元に、バレエダンサーがレッスン前に必ず行うストレッチやボディコンディショニングを、実践的にエクササイズにしたものです。  運動が苦手な人でも、無理なくリラクゼーション効果が期待できるベースワーククラス。まずはベースワーククラスで十分身体をほぐしてから、バレエのレッスンを受けてみるのもいいでしょう。 ※ベースワーククラスの詳しい情報については、下記KバレエゲートのHPをご覧ください。
http://www.k-balletgate.com/

ルーブル美術館展 〜古代ギリシア芸術・神々の遺産
日程: 2006年8月
09日(水)18:30開場/19:00開演
10日(木)18:30開場/19:00開演
11日(金)18:30開場/19:00開演
12日(土)16:30開場/17:00開演
13日(日)14:30開場/15:00開演
会場:   文京シビックホール 大ホール
文京区春日1-16-21 03-5803-1100
東京メトロ線「後楽園」駅/都営地下鉄線「春日」駅 下車すぐ
料金:   S席¥16,000/A席¥12,000/B席¥10,000 (税込み)
※公演の詳しい情報については、下記TBSのHPへ。
http://www.tbs.co.jp/kumakawa/



▲ページのトップに戻る
 
 
 
  サイトマッププライバシー・ポリシーサイトのご利用に際して