エルヴィス・プレスリーの歌や、カクテル、薔薇の品種として知られる「ブルームーン」。元々は、火山の噴火時に発生するガスやチリの影響で、本当に青く見える月のことを呼んでいたそうです。英語には「once in a blue moon」という熟語がありますが、それはブルームーンを見ることが極めて稀なことから「めったにない」ということを意味します。
やがて、29.5日を周期に満ち欠けする月のリズムで作られた太陰暦から、30日か31日を1ヶ月とする太陽暦に移行したため、ごく稀に1ヶ月に2回満月を迎える月が現れ、この2回の満月を「ブルームーン」と呼ぶようになったそうです。
ところで、ブルームーンが決して見られない月があるのをご存じですか? それは2月。2月は1ヶ月が28日、閏年は29日のため、29.5日周期の満月は2回見られないんです。
ちなみに、2010年は何と、1月と3月にブルームーンが見られるとか。こんなに続けてブルームーンが見られるなんて、更に稀な「ブルー・ブルームーン」って感じですよね。 |