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自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
モンナージュ編集部
アンチエイジングにつながるいろいろなコト
カルチャー
最近、本、読んでる?
最近、本、読んでる?
読書は何も秋にするものではなく、どんな本であっても、本と向き合って、いろいろ感じて考えて...五感や感性を磨くのは、楽しいだけでなく、アンチエイジング的にもポイントが高い要素だったりします。
ところで皆さん、本を読んでいますか?モンナージュのメンバーも、忙しく日々過ごしながらも本を読んでいます。 
『活字離れ』なんてよく言われていますが、私たちはきっかけさえあれば読書が楽しめる世代。そこでモンナージュスタッフの「実際に読んだおすすめ本」をちらりとご紹介いたします。これをきっかけに、本から遠ざかっていた人も、「本屋さん行こう」「図書館行ってみよう」って気持に慣れたら、嬉しいです。なぜなら五感や感性に刺激を与えることはアンチエイジングに繋がるんですから!
編集長寺山
本とのお付き合いはいろいろとあるもの。人生を変えるきっかけは、人、映画、そして本との出会いだったり。毎日忙しくすごす日々、貴重な時間だからこそ人生の糧となる作品で心を潤したい。一度は読んでおきたい名作、何度でも読みたい傑作・・・世界中で読まれている『不朽の名作』の中から印象に残っている本を紹介したいと思います。一度読んだ人も、また読み返したくなるはず。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 J.D.サリンジャー (著)、 村上 春樹 (訳) /白水社 大人の世界への疑問
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
J.D.サリンジャー (著)、 村上 春樹 (訳) /白水社


ご存知『ライ麦畑でつかまえて(1951年)』。アメリカのみならず全世界の若者に与えた影響は、計り知れないであろう名作。今日まで、ずっと若者のバイブルとして読み継がれている。16歳の少年がプレップスクールを退学になり、巨大都市ニューヨークの街をさまよい続ける、その3日間の心の動きを、1人称で語り続ける物語。
『海辺のカフカ』 村上春樹/新潮社 日本を代表する小説家・村上春樹
『海辺のカフカ』
村上春樹/新潮社


「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」─15歳の誕生日、僕は家を出て遠くの知らない街の小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真…。
『モモ』 ミヒャエル・エンデ (著)、 大島 かおり (訳) /岩波書店 時間に追われる毎日を過ごす人たちへ
『モモ』
ミヒャエル・エンデ (著)、 大島 かおり (訳) /岩波書店


町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話をきいてもらうと幸福な気もちになるのでした。そこへ「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄り…。時間泥棒とそれに立ち向かう少女モモ、そしてステキな人々の物語。忙しい日常に大切なことを気づかせてくれるモモ。時間の意味を問う名著。
*『モモ』はず〜っ昔に読んでいたものなので、今一度読み直したい本です。
モンナージュスタッフ酒巻
(左から)『空色勾玉』荻原規子/徳間書店、『しゃばけ』畠中恵/新潮文庫、『陰陽師』夢枕獏/文春文庫 (左から)『空色勾玉』荻原規子/徳間書店、『しゃばけ』畠中恵/新潮文庫、『陰陽師』夢枕獏/文春文庫

自宅の本棚からオススメの本を3冊選んでみました。『空色勾玉』は古代日本、『しゃばけ』は江戸時代、『陰陽師』は平安時代を舞台にしたファンタジー小説です。私はファンタジーや冒険モノが大好きで、国内外問わず色々な小説を読むのですが、日本を舞台にした小説の中ではこの3作がオススメです!どの小説もシリーズ化されている人気小説で、しばし現実を忘れて物語の世界へ逃避できる、楽しくてワクワクするストーリーなのです。
〜これから読んでみたい本〜
『ハリー・ポッターと死の秘宝』J.K.ローリング/静山社

ご存知、『ハリー・ポッター』シリーズの最終巻です!1巻発売からずっと買って読んでいたので待ちに待った最終巻なのですが、これで終わってしまうんだと思うと・・・ずっと続いて欲しかったような微妙な気持ちです。今年の7月発売なので、もちろん発売日に買って読む予定です。
モンナージュスタッフ中澤
『つめたいよるに』 江國香織/理論社 『つめたいよるに』
江國香織/理論社


 私の大好きな作家・江國香織の珠玉の短編集です。『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など、映画化された長編も多いのですが、個人的には短編の方が冴えているような気がします。
 江国香織は「感性の作家」だと思います。彼女の文章の魅力は、行間から漂ってくる綿あめのようにふわふわした情緒。それでいて、思わずドキリとして「あるある、そういうこと!」と膝を打ってしまうようなリアリティーです。短編集『つめたいよるに』の登場人物は、不倫をする女性に飼われている猫、「からだにいい」食事しか作らない母親へささやかな反乱を企てる子供たち、少し惚けてしまったおじいさん、クリスマスイブにコンビニでバイトをする大学生の男の子と、実にバリエーションに富んでいて、不思議なお話も多いのに、人間の心情を鋭く捕らえていてハッとします。
 冒頭の『デューク』は、一匹の犬と、その犬の死を悲しむ女性のお話。一見何でもないお話に見えますが、何度も読むと巧妙に張り巡らされた伏線に気が付きます。小さな童話大賞を受賞した『草之丞の話』も必読。中学生の男の子と、彼の父親である幽霊侍とのやり取りに、思わず胸が「しわっ」とします。
『潜水服は蝶の夢を見る』 ジャン=ドミニック・ボービー/講談社 『潜水服は蝶の夢を見る』
ジャン=ドミニック・ボービー/講談社


 フランスの有名ファッション誌『ELLE』の編集長として、公私ともに充実した日々を送っていたジャン=ドミニック・ボービー。しかし、ある日突然脳出血で倒れ、左目以外の身体的自由を奪われた「ロックトイン・シンドローム」という特殊な病気にかかってしまう……これは、数奇な運命を辿ったボービーの実話です。彼は言語療法士の助けを借りて、唯一自由に動かせる左目の瞬きだけでこの本を綴りました。使用頻度の高いアルファベットを誰かが頭から読み上げ、表したい語の、表したい文字に来た時に1回瞬きをする……20万回以上という気の遠くなるような瞬きで本を1冊「執筆」したボービーは、自分の本がフランスで出版された2日後に亡くなりました。
 タイトルは、体は潜水服のように重くとも、心は蝶のように自由に飛ぶことができる、という意味だそうです。重すぎる現実なのに、ボービーの持ち前の諧謔精神とアイロニーにより、読後感は想像したよりカラッとしています。でも、「けれど今は、ひっきりなしに口からあふれ出そうになる唾液を飲み込むことさえできれば、それで僕は、最高に幸せなのだ」という彼の言葉に、日頃いかに多くの幸せを見過ごして、感謝せずに生きているかを思い知らされます。この作品は映画化されており、どこか淡々としていて抑制の効いた、美しいトーンの、とても良い映画でした。映画鑑賞の前か後に、一読をオススメします。
〜これから読んでみたい本〜
『あなたは絶対! 運がいい2』浅見帆帆子/廣済堂出版

思わず笑っちゃうようなタイトルですが、目から鱗が落ちる、とても良い内容の本です。浅見帆帆子さんという方が書いたシリーズで、第1作『あなたは絶対! 運がいい』から大ヒットとなり、この6~7年で次々とシリーズ本が出版されました。この本は、その最新作です。
 ありがちなプラス思考の本と違って、第1作には運が良くなるための具体的で分かりやすいプロセスが書いてあります。「理想は現実になると信じて思いこむこと」「自分にとって好ましくない結果は口にしない」など、イメージする力や言霊の大切さ、心配や執着がいかに夢の実現を阻むかについても、繰り返し書かれています。私はこの本を読んでから意識が少しずつ変わり始め、仕事や交友関係などがどんどん変わって行ったので、私にとってはバイブルのような本です。最新作は更にパワーアップした内容が期待できそう! ぜひ読んでみたいです。
モンナージュスタッフ林
『美の事典』岩本麻奈/WAVE出版 『最後の晩餐』/ファイドン 『菌子ちゃんの美人法』青木 皐/WAVE出版 『美の事典』岩本麻奈/WAVE出版

モンナージュメッセンジャーでもある岩本麻奈先生の書籍です。皮膚科の先生で美の事典となれば、具体的な美肌方法や最新美容医療情報を期待する人もいると思いますが、こちらは「真の美人」になるためのエッセンスが、様々な視点で書かれています。美の対象は肌だけではなく、気持や意志の持ち方や、立ち振る舞いなど。麻奈先生の真摯な哲学が詰まっています。麻奈先生が現在住んでいるパリには、いわゆる美人さんとは言えない人でも「自分を魅力的に見せる、媚びない美しさ」を持っている人が多いそう。そんな女性たちを観察し、私たちでも参考にできるヒントも紹介してくれています。決して特別なことが並べられているのではなく、当たり前のことだったり、非常に基本的なことだったり、私たちの勘違いを正してくれるものだったり。気づくことがいろいろありました。そう、気づけることが大事かと...。
『最後の晩餐』/ファイドン
写真の真ん中にある白くて四角い本なのですが、実はピカピカのシルバーの表紙です。中には「最後の晩餐」の絵画と、ちょっとしたコメントが100点以上、カラーで収録されています。昔の絵画は聖書の内容をモチーフにして描かれていたのですか、最後の晩餐とは、最後の夕食の席でキリストが12人の弟子たちに「この中の一人が私を裏切る」と予言したという一節。キリスト教の重要な教義となる場面らしく、多くの画家がこのシーンを描いています。それにしても、こんなにたくさんの最後の晩餐があるのにまず驚き、それも正面からだったり斜めからだったり、てんでバラバラな様に驚き...。表現は様々でも、このシーンを描くときのお約束ごとがあるようで、人物はキリスト+弟子12人、裏切り者を示す人物は銀貨の袋を持っている等々。そういった細かなパーツをそれぞれの画家がどう描いているか探していくのが面白かったりします。マニアックですか??
『菌子ちゃんの美人法』青木 皐/WAVE出版
人の体にはたくさんの菌がいて共存しているのですが、中でも肌関連の菌について書かれています。人の肌に存在している菌のバランスが崩れると肌トラブルを招く...ということで、正しく菌を育てるコツをメインに書かれています。今まで美肌や肌の健康について「菌」という視点から考えたことはなかったので、非常に興味深かったです。ニキビを作る悪者として知られているアクネ菌ですが、実は肌のうるおいを作るのに重要な菌だったことも、恥ずかしながらこの本を読んで始めて知りました。表紙や中身のデザイン、イラストがとても可愛らしいのですが、内容はとても真面目です。でも難しくない。菌を愛らしいとすら思えてくる一冊です。
〜これから読んでみたい本〜
『豆腐と豆の料理176〜キレイにやせる!』/主婦と生活社

レシピ本です。「読む」とはちょっと違いますよね。別に痩せなくてもいいんですが(いや、できれば痩せたいですが...)、豆腐と豆が大好きでして、お米の替わりに豆腐を主食にもできるほどなのですが、だんだんと食べるレパートリーが欲しくなってきて、狙っていた本です。やはりレシピ本は食欲そそる写真と、レシピの手軽さですよね。時に作りますが、時に観賞用です。そして、この文章を書いている途中で、ネットで購入してしまいました。
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