インスタレーション型の展覧会としては、Vol.03のCulture「大型美術展の開催ラッシュ! 本物を観て感性を磨いて ココロのアンチエイジング」にてご紹介した、「カルティエ現代美術財団コレクション展」が強く印象に残っているモンナージュスタッフ。それまで現代美術やインスタレーションに対して「何だかよくワケが分からないモノ」という印象を抱いていたのですが、カルティエ展を通してその発想の自由さ、美しさ、奇抜さ、楽しさ、シュールさに驚き、すっかりインスタレーションのとりこになってしまいました。今回の展覧会では、一体どんな体験ができるのかしら? ドキドキしながら会場に向かいます。
今回モンナージュスタッフが体験に訪れたICC(NTTインターコミュニケーション・センター)は、Vol.18のCulture「五感を研ぎ澄ませてみよう!」でもご紹介したことのある施設です。ICCの「オープンスペース」では「アート&テクノロジーゾーン」「研究開発コーナー」「ネットワークゾーン」などのコーナーがあり、十数点の作品が無料で鑑賞できます。今回の「ライト・[イン]サイト―拡張する光、変容する知覚」展は、その中のギャラリーAなどにて有料(一般500円)で公開されている企画展なのです。
作品空間を通して「観察(sight)」から「洞察(insight)」を導き出す……それが今回の企画展に込められたメッセージだそうです。インスタレーションは12作品と、数こそあまり多くはないものの、いずれも文字通りセンスが「光る」、新鮮な作品ばかり。驚いたり、感心したり、考え込んだりしながら見て回りました。モンナージュスタッフの印象に強く残った作品を、いくつかピックアップしてご紹介しますね。 |