「もう春だし、なにか春っぽいこと感じたいよね...」「見た目に春っていうのがいいな...」そんなことをあれこれ話していたモンナージュ編集部。会話があちこち進みつつ見つけたのが、果物などをナイフで彫刻していく「フルーツカービング」。この1枚の写真に編集部全員魅了されました。
その画像はコレ。
これ、赤い大根から作った桜の花です。
大根には見えない...。すごい...。
この画像を見た瞬間、「やってみよう!!」と編集部で意気投合。早速カービング教室への参加を申し込んで、取材させてもらうことにしました。一番楽しそうな顔をしていたのは、モンナージュプロデューサー林(男性)でした。自ら立候補です。
ということで、やって来たのが、池袋にある『JAYA(ジャヤ)ランゲージセンター』。ここはアジア言語専門の語学教室で、さまざまな講義枠の1つとしてカービング教室があります。
このカービング、「フルーツカービング」とか「ベジタブルカービング」と呼ばれてます。タイの宮廷料理には欠かせない700年以上の伝統がある装飾技術で、果物や野菜に細かな彫刻を施して料理を飾り付けるというもの。下書きナシで、ナイフ1本で彫りぬきます。随分と手間のかかる作業です。タイでは手間をかけることはおもてなしの表現方法のひとつなんだそうです。そういえば、タイ料理屋さんでランチしたとき、添えてあったキュウリが葉っぱのようにカットされていたっけ...。現在でもタイでは食生活にカービングが根付いており、レストランではコックさんが料理の一部として野菜や果物をカービングをするそうですが、宮廷料理などにはカービング職人さんがいて見事な彫刻を施し、華やかな飾り付けをしているそうです。 |