トップページへ












自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
モンナージュ編集部
アンチエイジングにつながるいろいろなコト
カルチャー
五感を研ぎ澄ませよう! 〜この秋行きたいミュージアム〜
自動車の「骨」
五感を研ぎ澄ませよう! 〜この秋行きたいミュージアム〜
毎日ムシムシします、あ〜暑い。暑さでイライラしてませんか?そんなときには五感を磨いて心をすっきり磨きあげましょう...ということで、いつもの美術館特集です。この夏に行きたい大型展覧会や、ちょっとユニークな展示まで、モンナージュスタッフの独断でセレクトしてご紹介。いつもよりも多く出しております〜!
2009年5月29日(金)〜8月30日(日) 山中俊治ディレクション 「骨」展 21_21DESIGN SIGHT(東京ミッドダウン内)
会場風景
1

2009年5月29日(金)〜8月30日(日)
山中俊治ディレクション 「骨」展
21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドダウン・ガーデン内)

ユニークというか奇抜な展示です。車、椅子、時計、ドラム式洗濯機、義足...いろいろな工業製品の形や機能が「骨」をキーワードに紹介されています。スコーンと抜けた空間に、様々なプロダクトの「骨」が並んでいる姿は、鉄やアルミといった素材の冷たさを通り越して、妙にほがらかな印象が...。普段はスタイリッシュな工業製品も、一皮剥くと何だか人間臭い一面があるようにすら思えるほど。12組のクリエイターたちが「骨」に視点を向けたバラエティに富んだ作品が展示されています。骨物の得意な明和電機の作品もあります。この展示会をディレクションした山中俊治氏は、デザイナーとエンジニアの両面を持つ人物。JR東日本のSuicaの改札に角度をつけて0.2秒で読み込む仕組みを作ったすごい人。でも思考も視点も柔軟です。「骨」展に出かける前に、この展示会に至るまでを綴った山中氏のブログを見るとより楽しめるかも。http://lleedd.com/blog/  おぉ〜、ってなりませんか?そしてユニークな展示を続ける21_21 DESIGN SIGHTと三宅一生デザイン文化財団の主催です。おぉ〜。

ホームページ>>
2009年5月29日(金)〜8月30日(日) 山中俊治ディレクション 「骨」展 21_21DESIGN SIGHT(東京ミッドダウン内) 2009年5月29日(金)〜8月30日(日) 山中俊治ディレクション 「骨」展 21_21DESIGN SIGHT(東京ミッドダウン内)
生物の「骨」 Nick Veasey 写真集『X-RAY』より (C)Nick Veasey
2009年6月13日(土)〜8月16日(日) 奇想の王国 だまし絵展 Bunkamura ザ・ミュージアム
ジュゼッペ・アルチンボルト《ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)》1590年頃 油彩・板 スコークロステル城(スウェーデン)
本城直季《「small planet」シリーズより》2006年 タイプCプリント 作家蔵
本城直季《「small planet」シリーズより》2006年 タイプCプリント 作家蔵
2

2009年6月13日(土)〜8月16日(日)
奇想の王国 だまし絵展
Bunkamura ザ・ミュージアム

この展覧会のメイン作品となっている、野菜でできた顔「ルドルフ2世」にギョッとした人も多いのではないでしょうか。カラクリが楽しいだまし絵ですが、もともとはヨーロッパでかなり古い伝統を持つ、れっきとした美術の系譜のひとつ。子どもの頃に見ただまし絵は「まんまとだまされたことに驚きを隠せなない自分にびっくり」でした。でも大人になって見るだまし絵は、だます仕組みに驚き感心することで楽しんで、作者の熱きクリエイター魂に心が踊る感じではないでしょうか。だまし絵というと、海外作品が多いように思いがちですが、日本でも江戸、幕末、明治にかけてジャパニーズクリエイターたちが独自の発展を遂げてます。掛け軸の中に掛け軸を描き、幽霊がこちらに浮き出てくるようなものや、美人画をよく見ると裸の人間の集合体だったり...。欧米とは大きく異なる日本人の視点と、「てやんでぃ、楽しんじゃおうよ」と絵師に誘われているかのような日本のだまし絵達です。そんなイキイキとした作品が100点以上観られるのが、この展覧会。ぜひとも、じっくり観てきてください。

ホームページ>>

●Present!!● Bunkamura ザ・ミュージアムより『奇想の王国 だまし絵展』の招待券をいただきました。10組20名様です。こちらの応募フォームよりご応募を。美術展名を必ず入力してください。

コルネリス・ノルベルトゥス・ヘイスブレヒツ《食器棚》1663年 油彩・麻 フレズノ市博物館(カリフォルニア州) 歌川広重《『即興かげぼしづくり』根上りのまつ 梅に鶯》1830-44年頃 中判(二丁掛)錦絵 仙台市博物館 ※展示替えあり
コルネリス・ノルベルトゥス・ヘイスブレヒツ《食器棚》1663年 油彩・麻 フレズノ市博物館(カリフォルニア州) 歌川広重《『即興かげぼしづくり』根上りのまつ 梅に鶯》1830-44年頃 中判(二丁掛)錦絵 仙台市博物館 ※展示替えあり
3

2009年7月3日(金)〜9月23日(水・祝)
ゴーギャン展
東京国立近代美術館

これまでゴーギャンの作品を日本で鑑賞できる機会はたびたびありましたが、今回は規模が違います。ゴーギャンがタヒチで描いた最高傑作と呼ばれる《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》が遠路はるばる海を越えて日本にやって来るからです。日本初公開。妙に深刻で小難しい題名なのに、実際の絵にはそれに見合った悲壮感が感じられない。思うにゴーギャンは、そんな小難しいことを理解せよとは言ってなく、彼なりに表現したものを私たちが「体感」すればいいんじゃないかと。ゴーギャンの精神的な遺言と呼ばれている作品です。ここで紹介しているイメージ画像では、絵の力や存在感はさすがに表現できないので、ぜひ生で見てきてください。今回方々から大注目されているこの作品以外に、油彩や版画、彫刻など約50分の作品が展示されています。あと、ゴーギャン展のwebサイトのトピックコーナーに、こども向けガイドのpdfがダウンロードできるようになっています。これが意外にいいです。美術館まで持参しなくとも、チェックしてみることをおススメします。

ホームページ>>

●Present!!● 東京国立近代美術館より『ゴーギャン展』の招待券をいただきました。5組10名様です。こちらの応募フォームよりご応募を。美術展名を必ず入力してください。
ゴーギャン《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》1897-98年 ボストン美術館
ゴーギャン《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》1897-98年 ボストン美術館
ゴーギャン《洗濯する女たち、アルル》 1888年 ニューヨーク近代美術館
ゴーギャン《洗濯する女たち、アルル》 1888年 ニューヨーク近代美術館
 
《純潔の喪失》 1890-91年 クライスラー美術館
《純潔の喪失》 1890-91年 クライスラー美術館
《ファア・イヘ・イヘ(タヒチの田園)》 1898年  テート・ギャラリー
《ファア・イヘ・イヘ(タヒチの田園)》 1898年  テート・ギャラリー
東洲斎写楽 「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」 寛政7年(1795) ギリシャ国立コルフ・アジア美術館
東洲斎写楽 「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」 寛政7年(1795) ギリシャ国立コルフ・アジア美術館
4

2009年7月4日(土)〜9月6日(日)
「写楽 幻の肉筆画」ギリシャに眠る日本美術〜マノスコレクションより
江戸東京博物館

「写楽」という名前は誰でも知っているでしょう。江戸時代の浮世絵師。でもこの人、謎が多いんです。当時としてはスーパービビッドなタッチ(?)で人々を驚かせて惚れさせて、10ヶ月ほどの間に150点を超える浮世絵をせっせと制作して、どえらい人気が出たにもかかわらずそのあとパッと消えてしまった。生没年月日不明、別人説もあり。写楽作品と言われているものには模写や偽物も多数で、研究者泣かせ...。海外にも熱狂的コレクターが多数いて世界中に作品が散らばっています。で、その熱狂コレクターのひとり、グレゴリオ・マノス氏が当時あらゆる浮世絵をごそっと買いあさり、それが原因で破産してギリシャ政府に作品を寄贈。マノス氏の死後1世紀近くも放置されていたそうですが、08年に日本の調査団が入って、写楽の肉筆画を発見したそうです。日本に来るまでにずいぶん遠回りしちゃったんだなぁ...。今回の目玉は発見された写楽の肉筆画ですが、これを保管していたギリシャの美術館がさまざまな日本画コレクションを所蔵していて、他にも歌麿だの北斎だの持ってます。ゴージャスすぎ。それらがドーンと江戸東京博物館にやってくるのであります。

ホームページ>>

葛飾北斎 「四姓ノ内 源 小烏丸の一腰」 文政期 ギリシャ国立コルフ・アジア美術館
葛飾北斎 「四姓ノ内 源 小烏丸の一腰」 文政期 ギリシャ国立コルフ・アジア美術館
2009年5月29日(金)〜8月30日(日) 山中俊治ディレクション 「骨」展 21_21DESIGN SIGHT(東京ミッドダウン内) 2009年5月29日(金)〜8月30日(日) 山中俊治ディレクション 「骨」展 21_21DESIGN SIGHT(東京ミッドダウン内)
生物の「骨」 Nick Veasey 写真集『X-RAY』より (C)Nick Veasey
 Information
山中俊治ディレクション 「骨」展
21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドダウン・ガーデン内)

奇想の王国 だまし絵展
Bunkamura ザ・ミュージアム

ゴーギャン展
東京国立近代美術館

「写楽 幻の肉筆画」ギリシャに眠る日本美術〜マノスコレクションより
江戸東京博物館

▲ページのトップに戻る
 
 
 
  サイトマッププライバシー・ポリシーサイトのご利用に際して