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この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜
ジル・バルビエ《老人ホーム》 2002年 ろう人形、テレビ、ミクストメディア サイズ可変 マーティンZ.マーギュリー氏蔵、マイアミ、アメリカ Courtesy: Galerie G.-P. & N. Vallois, Paris
この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜
2010年も1ヶ月を過ぎましたが、未だにお正月ボケをなんとな〜く引きずってたりしてませんか? さてモンナージュおなじみの美術館特集です。今回は、ちょっと面白い展示をご紹介。予備知識がなくても楽しめて、観に行ったあとに「面白かった!」と感じてもらえそうなラインナップです。
1

医学と芸術展:
生命(いのち)と愛の未来を語る〜ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト
2010年2月28日(日)まで / 森美術館

これはなかなか興味深いです。ダ・ヴィンチが芸術と科学(医学)に精通していたように、ルネッサンスの頃はこれら二つはとても近い存在で、近代になって分けられ、それぞれの方向に進んでいったらしい。科学も芸術も興味の対象は人体だったんですね。そんな流れを踏まえたのがテーマなのですが、そんなことを意識しなくても、興味をそそられるものが、あれやこれやと観られます。
デミアン・ハーストの「外科手術(マイア)」、これ油絵です。写真のよう。帝王切開の様子で誕生を表現。ジル・バルビエの「老人ホーム」は、アメリカのヒーローたちの老後を表現したもの。この2つだけ紹介したら、軽いノリかと思われるでしょうが、実際にはとても貴重で重厚な作品も数多く、なかなか目にできない歴史人物の義足や、エリザベス女王のコレクションから借りてきたダ・ヴィンチの作品をサラリと展示してたりしてます。森美術館スゴイ。西洋東洋問わずあらゆるジャンルのものが展示されていて、ここは美術館なのか博物館なのか、はたまた奇妙の館なのか!? 生命、芸術の勢い、人々の努力の積み重ね...、観終わったあとは、生命や死、生きてるとこへクリエイティブな余韻がじわっと残ります。

この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜
この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜

<左> ヤン・ファーブル《私は自分の脳を運転するII》
2008年医療用シリコンに塗料、ワックス、布、皮、金属 約 43 x 29 x 24 cm
Courtesy: DEWEER gallery, Otegem, Belgium Photo: Dirk Pauwels / DEWEER gallery, Belgium© Angelos
<中上> デミアン・ハースト《外科手術(マイア)》
2007年油彩、カンヴァス 182.9×243.8 cm Photo: Prudence Cuming Associates Ltd
Courtesy White Cube©Damien Hirst, DACS, 2009
<中下> マグナス・ウォーリン《エクササイズ・パレード》
2001年ヴィデオ・インスタレーション(2面バック・プロジェクション、3Dアニメーション・ヴィデオ) サイズ可変 2分48秒 Courtesy: Galerie Nordenhake, Berlin, Germany

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医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を語る〜ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト
2010年2月28日(日)まで
森美術館
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階
10時〜22時、会期中無休
http://www.mori.art.museum/

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この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜
2

‘おいしく、食べる’の科学展
2010年3月22日(月)まで / 日本科学未来館

「食」に関するあらゆることが、ギュッと詰まった展覧会です。日本科学未来館で開催しているので「食」を科学していますが、その一方で主観的な「おいしい」の視点を絡めています。私たちがおいしいと思うものの正体、基本的な味覚の役割、おいしさの仕組み、大量生産を支える存在の解説、古来から最新まで食品保存技術、食べることと身体の関係、食品廃棄、食の安心と安全...といったテーマが並んでいます。一見すると堅くなりがちなテーマですが、画像からもわかるように、斬新で遊び心あるデザインで展示され(だから記憶に残せる!)、発信されている情報も斬新なキャッチコピーでスポット的、雑学を楽しむような感覚で観ることができます。というか、かなり面白い。
この科学展には、味の素、マクドナルド、キリンといった企業からの展示協力も多く、日本の食の発展って企業努力に支えられているんだなぁ、と実感。各企業のパンフレットが置いてありましたが、宣伝ぽくはなかったです。土日を中心にイベントも複数実施され、多様な視点で「食」への気づきを提供してくれます。「おいしいを大切にするべし」「食べ物はあくまでも食べ物。薬でも毒でもない」...そんなメッセージをバーンと投げかけられているように感じました。未来館って休日に親子で行くような場所かと実は思っていましたが、この展示は大人向きです。

この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜
この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜
この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜
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この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜

‘おいしく、食べる’の科学展
2010年3月22日(月)まで
日本科学未来館
東京都江東区青海2-3-6
10時〜17時、火曜日休館
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/food/

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この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜
3

美しき挑発 レンピッカ展
2010年3月6日〜5月9日

これらの絵、モンナージュ世代の方々はどこかで目にされていると思います。マドンナのPV(VOGUE、Open your Heartなど)だったり、少しさかのぼって80年代のパルコの本やカレンダー(確かあったはず)...。斬新で洒落た雰囲気、スタイリッシュさと肉感的な迫力、少々エッジの効いたデザイン性高い場面で目にすることが多かったのがレンピッカ。てっきり新進気鋭の若手アーティストかと思ってましたが、実際は1920年代頃に活躍した女性画家でした。彼女の作品は有名人たちが熱狂的にコレクションしており、ジャック・ニコルソン、バーバラ・ストライザンド、マドンナなどなど。マドンナに至ってはPVやツアーでも使うほどです。個人コレクターが多く、規模感のある美術展は開催が難しいと言われていましたが、この春、80点以上が集まる美術展が日本で行われます。
画像の中のモノクロ写真の女性がレンピッカ。モダンな感じの美しい女性です。画家というよりは女優っぽい。彼女の生涯は「奔放」と表現されることが多いですが、自分を知り精神的に自立した女性だったみたいで、そんな気骨が作品に表れてる様子。彼女の描く女性たちは、気が強そう...というより、1本芯を持っているかの印象が感じられます。金属っぽい光沢を放つレンピッカの作品は強いムーブメントがある時期に繰り返しブームが訪れてる気がするのですが、今回もそうかも?!

<左>「ロングドレスを着たタマラ」
1929年頃/ドラ撮影 ©2010 TAH Licensed by MMI /Photo A. Blondel / D’Ora

この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜

タマラ・ド・レンピッカ 《タデウシュ・ド・レンピッキの肖像》  1928年/油彩・キャンヴァス/1930年代美術館蔵
© 2010 TAH Licensed by MMI /Photo MNAM, Dist. RMN / DNPartcom /ADAGP & SPDA

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この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜

タマラ・ド・レンピッカ 《イーラ・Pの肖像》 1930年/油彩・板/個人蔵
© 2010 TAH Licensed by MMI /Photo Archive A. Blondel / L. S. Jaulmes /ADAGP & SPDA

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この春は小軽くエキサイティング 〜この春行きたいミュージアム〜

タマラ・ド・レンピッカ 《緑の服の女》  1930年/油彩・合板/ポンピドゥーセンター蔵
© 2010 TAH Licensed by MMI /Photo MNAM, Dist. RMN / DNPartcom /ADAGP & SPDA

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美しき挑発 レンピッカ展
2010年3月6日(土)〜5月9日(日)
Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
10時〜19時(金土は21時まで)、会期中無休
http://www.ntv.co.jp/lempicka

●チケットプレゼント●
広報事務局さんのご好意により、「美しき挑発 レンピッカ展」のチケットを5組10名様にプレゼントいたします。希望の方はこちらのフォームより、お名前、メールアドレス、「レンピッカ展チケット希望」と入力のうえご応募を。当選者にはモンナージュよりメールをお送りいたします。2月28日午前10時締め切りです。

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