こんにちは。中沢るみです。
アンチエイジングな成分と聞いて、コエンザイムQ10(=CoQ10)を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? もともとは心臓病の治療薬として使われていた成分で、細胞がサビつくのを抑制する効果もあるんです。コエンザイムQ10は人間の体内でも作られているもので、30歳ぐらいまで生成し続けまが、一定の年齢に達すると、残念ながら減少してしまいます。そうなったら、食べ物で補って欲しいですね。
コエンザイムQ10を多く含んでいる代表的な食材が「かつお」です。コエンザイムQ10は油と相性がいいので、効率よく摂取するためには、かつおをカルパッチョでいただくのが私のおすすめ。油の効果で吸収率がぐんとアップします。
かつおの成分で注目したいのは、コエンザイムQ10だけではありません。糖質がエネルギーに変わる際に必要な「ビタミンB1」、酸素を全身に運搬する「鉄分」も多く含まれています。こちらも注目したいところ。ビタミンB1の吸収を高めてくれるのが、にんにく、にら、ねぎ、玉ねぎ。ですので、カルパッチョを作る際には、ぜひスライスした玉ねぎをたっぷり添えてみてください。鉄分はビタミンCとの相性がいいので、レモン汁をさっとかけると、鉄分もしっかり吸収できます。 |