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メッセンジャー
中沢るみ 管理栄養士 フードコーディネイター
食からアプローチするアンチエイジング
フード
中沢るみ's アンチエイジングレシピ 「さけの粕汁」
 ツツジに菖蒲、藤の花……色々な花が咲き乱れる5月。気候も温暖で、一年で一番過ごしやすい時期ですよね。明るい日差しに誘われて、何かと外出する機会も多くなるもの。でも、うっかり油断をすると日焼けしてしまい、シミやソバカスが大増殖する可能性も? 5月から急増する紫外線は、夏よりも強いと言われています。日焼け止めやファンデーションでUVケアをきちんとした上で、内側からもお肌をケアしてあげたいですよね。
 そこで、中沢るみさんのとっておきレシピ「さけの粕汁」の登場! お肌にいい「さけ」と「酒粕」がダブルで入っていて、美肌を望む女性にはうってつけのレシピなのです。

 今回、中沢るみさんが教えて下さったのは「さけの粕汁」。実はこれ、美肌の3要素である「ハリ」「うるおい」「つや」が手に入る、中沢るみさんイチオシのメニューなのです!
 さけには、バツグンの美肌効果があるのをご存知でしょうか? さけはピンク色をしていますが、このピンクの色素「アスタキサンチン」は抗酸化力が強く、細胞の老化を防ぐ効果があるんですって!
 また、酒粕には保湿・保温効果があるそうです。お酒をつくる職人さんの手が、モチモチしていて真っ白なのは、酒粕の効果とのこと。酒粕は肌の血行をよくするため、肌のくすみも消してくれます。さらに酒粕には、肌の奥にある黒くなりかけた細胞を白くしてくれる、美白パワーもあるんだとか。酒粕をお湯で溶いてパック剤として使うと、シミ、ソバカスの改善や美白に効果絶大だそうですよ。内側からと外側から、サンドイッチで酒粕の美肌パワーを取り入れちゃいましょう。
 「さけの粕汁」には、大根やにんじん、ごぼうと、体を温めてくれる根菜類もたっぷり。5月は天気が穏やかとはいえ、雨が降ったり夜風が吹いたりすると、まだまだ肌寒いことも。女性にとって冷えは大敵! 根菜を使ったアツアツの粕汁で、体を芯から温めたいものです。

 さっそく、モンナージュスタッフが調理にチャレンジしてみました! 大根、にんじんなどを薄い輪切りにして、1pくらいの幅の短冊切りにするのにちょっと手間がかかりますが、それ以外はカンタンです。薄切りが得意でない方は、スライサーなどの器具を使ってみてもいいでしょう。ごぼうのささがきも、ピーラー(皮むき器)を使うという手もあり。ねぎは、緑色をアクセントにしたくて小ねぎを使いましたが、普通のねぎを小口切りにしてもOK。具が思ったよりも多くなった場合は、だし汁をもう1カップ増やして、味をみながら酒粕と味噌を足してみて下さい。
 さけはあら、特に「氷頭(ひず)」という頭の透明の軟骨部分を使うと、お肌のキメが整うため一押しですが、氷頭は魚屋さんでないと手に入らないかも。スーパーの魚売り場にあらや氷頭が置いていない場合は、切り身でもOKです。切り身の場合、食べやすく3つか4つくらいに切り分けて下さい。
 モンナージュスタッフは今回、粉末でスティック状の「だしの素」を使っちゃいました。本当はかつおぶしや昆布などからだしを取るのが一番いいのですが、仕事が忙しい方などは上手に手抜きしちゃっていいと思います。最近の「だしの素」は、食塩や化学調味料が無添加など、健康に配慮したものが作られています。
 残った酒粕は、水と砂糖を加えて煮ると甘酒になりますし、お湯で溶けばパック剤にもなります。また、布袋に入れてお風呂に入れれば「酒粕風呂」の出来上がり! 乳白色のお湯に酒粕の甘い香りがふんわり漂って、ヤミツキになります。

 ではでは、「さけの粕汁」をいざ試食。お味はというと、酒粕の甘味に味噌のコクが溶け合って、とてもまろやか! 粕汁1杯で根菜類もたっぷり食べられ、さけでプルンプルン、酒粕でツヤツヤと、美肌効果もバツグン。美肌にも冷えにも効果ありの一杯、ぜひ作ってみて下さいね!

中沢るみ's アンチエイジングレシピ 「さけの粕汁」

材料〜2人分〜
さけ(あらの部分が望ましい) 100g
大根 5cm
にんじん 5cm
ごぼう 5cm
こんにゃく 適量
油揚げ 適量
ねぎ 適量
だし汁 2カップ
酒粕 50g
味噌 大さじ1
※さけの塩分に応じて味噌の量を調節。

作り方
  • さけは熱湯をかけて臭みを抜き、食べやすい大きさに切る。
  • 大根、にんじん、こんにゃく、油揚げは短冊切りにする。
  • ごぼうはささがきにする。
  • ねぎは小口切りにする。
  • 鍋にだし汁を入れて、1、2、3の材料を入れて煮る。
  • 野菜に火が通ったら、だし汁で溶いた酒粕と味噌を加える。
  • 最後にねぎを入れてでき上がり。
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