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自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
米井嘉一先生 日本抗加齢医学会理事
ドクター監修のアンチエイジングトピック
メディカル
老化のメカニズム

大人にも大切な成長ホルモン

 「成長ホルモン」と聞くと、「成長期に必要なホルモンのことね!」と思われる方が多いのではないでしょうか。実際には、成長が止まった後も分泌され続け、代謝を促進したり、臓器や筋肉をつくったり、傷を治したりするなど、一生の間大切な役割を果たしています。加えて、ハリとうるおいのある肌づくり、記憶力の強化など、若さと健康をキープする上でも重要なホルモンなのです。


ホルモンの低下と老化の関係

 ホルモンは、ヒトが健康を保つ上で重要な役割を果たしています。ヒトの体内では様々なホルモンが分泌されており、それらが相互に働きあうことにより、心と身体のバランスを健康的に保っていると言えるでしょう。  では、ヒトの体内ではどのようなホルモンが分泌されているのでしょうか。主なホルモンの種類とその働きをご紹介しましょう。

<主なホルモンとその働き>
ヒト成長ホルモン・・・
(別名ソマトトロンピン)
ヒトの成長に欠かせないホルモン。
幼児期に大量に分泌され、成長期の分泌は背を伸ばし、骨の成長を助ける。
メラトニン・・・ 脳にある松果体から分泌されるホルモン。
睡眠と覚醒のサイクルを制御する。
筋肉痛や自閉症の治療に役立つ。
また、強力な抗酸化作用がある。
DHEA・・・
(デヒドロエピアンドロステロン)
副腎で作られるすべてのホルモンの源として知られる、天然のステロイド系ホルモン。
男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)など、50種類以上のホルモンを作る。

 これらのホルモンのレベルは、10〜20代でピークに達し、30歳を過ぎたころから低下し始めます。成長ホルモンなどの分泌が減少することにより、次のような種々の症状が出て来るのです。

 

ホルモン分泌の減少による症状

 私達のまわりには、紫外線以外にも様々な皮膚老化の原因が存在しています。

1. エネルギーレベルの低下
2. 筋力や運動能力の低下
3. 性的欲求や能力の低下
4. 精神、視覚的鋭さの低下
5. 筋肉量の低下
6. 骨粗しょう症の発症
7. 皮膚の柔軟性の喪失

 具体的な症状としては、すぐに疲れる、疲労が抜けない、ときめきがなくなった、集中力やカンがにぶる、太ってきた、シワやシミが目立つようになった、風邪をひきやすい……などが挙げられます。  これらの症状により、加齢を自覚する方が多いのではないでしょうか。年を取ると共にホルモンの分泌は減少し、それが老化に伴う症状と密接に関係していることが、明らかになってきています。

 

成長ホルモンと若さの関係

 成長ホルモンと若さの関係について、具体的にご説明しましょう。 成長ホルモンは、脳下垂体から分泌され、ヒトの成長に欠かせないホルモンです。幼児期に大量に血中に放出され、成長期には背が伸びたり、骨の成長を助けたりします。「寝る子は育つ」ということわざのように、睡眠の質が一番深い夜間に最も多く分泌されることが知られています。
 成長が止まった後も分泌され続け、代謝を促進したり、臓器や筋肉をつくったり、傷を回復するなど、一生を通して大切な役目を果たします。
 成長ホルモンは若さと健康を保つ上でも重要なホルモンですが、分泌量は30歳頃から低下を始め、10年で13%も低下してしまうのです。それに伴い、皮膚の劣化や性的能力の低下、免疫システムや記憶力の低下など、様々な身体の変化が現れます。
 成長ホルモンの分泌を抑制する要因としては、下記のリストのような項目が挙げられます。日常生活で思い当たることはありませんか? ぜひチェックしてみて下さい。

運動不足
ストレス
睡眠不足
糖質摂取過剰
合成エストロゲン剤の服用

 沢山チェックが付いた方は要注意です。成長ホルモンの分泌量を下げないためにも、日常生活を見直し、30歳の心身のように若々しい最適な健康状態(オプティマル・ヘルス)をキープするように心がけましょう。



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