もしあなたがスモーカーならば、今すぐにでもタバコを止めてもらいたいです。喫煙者の方にとってはタバコの害が甚大であることは、耳が痛くなるほどご存じかと思います。
具体的な害としては、ニコチン・タールなどの有害物質により肺に対して直接的なダメージを与えること。長期で見ると肺ガンや舌ガンなどもあげられます。
吸ってすぐ現れるダメージは、血圧上昇、心拍数上昇、気管支の萎縮などで、これは体が一時的に緊張状態に陥っているのと全く同じ。加えて、周囲へも同様の影響を及ぼすことも確認されています。
タバコを吸っている人たちは、吸う理由として「ストレスから解放されるため」をあげる人が多いのですが、喫煙のきっかけがストレスだったとしても、タバコを吸わないイライラは、ニコチンの禁断症状によるものです。ですから、喫煙以外の方法でストレスに立ち向かったほうが、はるかに健康的で効果が期待できるということを理解していただきたい。喫煙でストレスは取り去れません。その真逆です。
最近は禁煙外来も増えましたし、禁煙方法に関しては専門家にお任せするとして、
「とにかくタバコを止めれば、確実に若返ります。健康な体と心をキープするにはタバコは不要」
とだけ、はっきりお伝えします。
(森田祐二先生による「タバコを卒業しませんか?」 のアーカイブがあります。)
もしタバコを吸ってしまったら、他人のタバコの煙を吸い込んでしまったら、ビタミンCとβカロチンを補っておきましょう。肺の粘膜をある程度修復する効果があります。ただし、これらの成分を摂取したからといって、タバコを吸ってもいいという意味ではないことを、お忘れなく。 |