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自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
メッセンジャー
米井嘉一先生
ドクター監修のアンチエイジングトピック
メディカル
〜米井嘉一先生のコラム〜感情を表に出し、上手にストレスに対処しよう 〜米井嘉一先生のコラム〜感情を表に出し、上手にストレスに対処しよう
1

感情を表に出してみませんか?

 食・運動・リラックスは、「最もバランスよく成熟している30歳の心とカラダをキープする」というアンチエイジングにおいて大切な要素ですが、中でも最も大切なのは「前向きな気持ち」です。前向きであるためには、自分の欲求を伝えなければなりませんね。アフターファイブを自分のために使うには、残業や会社の付き合いを断ることも時には必要でしょう。上司からの締めつけや、気が進まない付き合いを我慢していると、次第に喜びを感じられなくなり、やがては怒りの感情すら湧かなくなります。感情が乏しくなると表情も乏しくなり、老けて見えることにもなってしまいます。

 理不尽に感じることがあれば、怒る。それが無理ならば、夢の中や想像の中で怒りをぶちまけてみて下さい。気の置けない仲間同士で話し合うのもいいでしょう。
 悲しいことがあった時は、徹底的に悲しむ。そうやって気持ちの切替を図ればいいのです。

 人間の感情にも春夏秋冬があり、悲しみは冬の感情です。冬が厳しくて長いほど、春は暖かいもの。そして春は必ずやってきます。感情のリズムができると体にも季節感ができ、若々しい心身になるのです。

 恋愛も同じです。恋による精神の高揚には、副腎より分泌されるDHEA(ホルモンの源)が関与しています。加齢と共にこの分泌は減少し、女性ホルモンも減少しますが、「いくつになっても恋心を忘れない」ことは、アンチエイジング的にも良いようですね。

2

ゆっくりバスタイムでリラクゼーション!

 お風呂や温泉は日本人の誰もが大好きなものですが、実はアンチエイジング的にも大変良い習慣なのをご存じでしょうか。お風呂は体を清潔にするだけでなく、疲れた筋肉をほぐして心身をストレスから開放し、ゆったりとした睡眠へと誘う、高いリラクゼーション効果があるからです。「普段は、忙しくてシャワーだけで済ませてしまう」「なかなか温泉まで行けないし……」という方に、アンチエイジング療法に基づいた、家のお風呂でできる入浴法をご紹介しましょう。
アンチエイジングに良い入浴のポイント
アンチエイジングに良い入浴のポイント 最初、お湯の温度は30〜33度に設定します。夏場は29度ぐらいでOK。
アンチエイジングに良い入浴のポイント 体がお湯の温度になじんだら、少しお湯の温度が上がるように調節します。
(10分間かけて41〜42度まで上がるくらい)
アンチエイジングに良い入浴のポイント だんだん血行が良くなり、筋肉のこりがほぐれていくのを実感して下さい。
アンチエイジングに良い入浴のポイント その10分間で仕事や義務を少しでも忘れられたら、リラックス効果はバッチリ。
アンチエイジングに良い入浴のポイント
アンチエイジングに良い入浴のポイント

 「ちょっと寒いな」と感じる程度の刺激を皮膚が受けると、血管が広がって血行が良くなり、新陳代謝も良くなります。また、ぬるめのお湯は体を「休息モード」にシフトするサインとして副交感神経を伝わります。その結果、体がリフレッシュして疲労が軽減するのです。ぬるめのお湯にゆっくり入る入浴法は、ストレスで乱れた体内のリズムも整えてくれます。

 ただ寝る前に熱いお湯に入ると、体温を上昇させて交感神経に作用し、体を「活動モード」に切り替えるため、寝つきが悪くなるので注意しましょう。また冷えた体でいきなり熱いお湯の中に入ると、血管が収縮して血圧が急上昇し、危険な状態になることもあるので、注意が必要です。

3

30代での結婚・出産と、シングルライフ

 近年、女性のライフスタイルはますます多様化しており、結婚、出産、仕事、家庭など、選択肢は広がっています。30歳前後は女性ホルモンの分泌が盛んになり、精神的にも余裕があります。ですから、30歳までに出産し、子育てのストレスがない環境で生活をすることは、アンチエイジング的に好ましいことです。しかし、子育ては喜びと同時にストレスも大きいもの。子育てのストレスなしに好きな仕事に没頭している女性の方が、充実したライフスタイルを送っている場合もあります。

 結婚や出産経験のある無しに関係なく、女性ホルモンの分泌は40歳前後から低下をはじめ、それにより更年期の症状が出て来ます。ただ更年期の症状の重い・軽いの個人差と、結婚や出産との関連性については、あまり気にする必要はないでしょう。

 ただ気をつけて欲しいのは、乳がんや子宮がんの危険因子に、独身の女性と出産経験のない女性が入っていること。乳がんの発生メカニズムについては、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが体内で分解される際の代謝副産物の一つである、16αハイドロキシエストロンに発がん性があることが解明されています。

 この対処法としては、ブロッコリーや芽キャベツ、カリフラワーなどを食べるといいでしょう。これらアブラナ科の野菜には豊富なビタミン類が含まれるほか、発がん性のある16αハイドロキシエストロンを低下させる、抗酸化物質のインドール3カルビノールやスルフォラファンが含まれているからです。1日あたりキャベツ1/3個に相当する300μg(マイクログラム)を摂取するといいでしょう。それに加えて、定期検診や自分で行う触診のチェックを習慣づけることも大切です。

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