タバコは悪い生活習慣の代表です。タバコはフリーラジカルを量産するため、健康を考えるならやめた方がいいのは明白でしょう。タバコを吸っていては、例え運動をしたり体にいいものを食べたりしていても、帳消しになってしまいます。
では、なぜタバコは人体に悪いのか、改めて考えてみましょう。
第一に、タバコを吸ってすぐにあらわれる症状として、血圧や心拍数の上昇、気管支の収縮などがありますが、これらは末端の血管が収縮するために起こります。これらの症状は体を緊張させることになり、皮膚温度を2〜3度も低下させ、肌のシミ、くすみ、小じわ、乾燥などにもつながります。お肌を気にする女性にとって、タバコは大敵ですよね。
第二に、タバコにはニコチンやタールなどの有害物質が含まれますが、それを肺が取り込むことで直接的なダメージを受けます。長く続けば、やがては肺ガンや舌ガンになってしまいます。
1日に吸うタバコの本数が増えれば、死亡率も比例して高くなります。女性と比較して男性の平均寿命が短い理由のひとつは、男性の喫煙率が高いためと思われます。
受動喫煙も死亡率を高めるのをご存知でしょうか。例え自分は吸わなくても、周囲の人が吸う本数が増えれば、リスクも高まるのです。
また、意外と知られていないタバコの害として、ED(勃起不全)と呼ばれる男性としての機能低下があります。EDにはさまざまな要因があると言われていますが、多くは男性ホルモンの分泌低下や、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、動脈硬化や神経機能の低下などの、加齢にともなう病気や変化に深く関係しています。これらの多くは、フリーラジカルが原因で起こりますが、タバコも大きな影響を与えているのです。タバコは血管性の勃起不全や男性ホルモンの分泌低下、血流障害なども引き起こすため、いつまでも男らしくいたい方は、タバコを吸わない方がいいのです。 |