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米井先生・モンナージュ編集部の計3人全員が奇しくも万歩計保持者!1日1万歩が目標値というのも同じでした。 予防=プリベンションという考え方を持とう! 私たちは100%病気でもなく、100%健康でもない。常に老化の途中で、じわじわと死に近づいている。 どう過ごすのも自由。 でも今の時代、老け込むかどうかは自分の意志で決められる時代だということをお忘れなく。もちろん正しい予防策をとれば、ですけれども。 40代50代は働き盛りともいう。ただ、ちょうどその頃いろいろと身体からの不調なメッセージを受け取る。そう、少しずつコップに水がたまっていき、50歳前後でいっぱいになっていくイメージ。 「老化を予防=プリベンションする」こと。これを意識すれば、50歳前後でやってくる心と身体の大きな変化=つまり老化、女性なら加えて更年期障害にも対処できるはずなのです。 抗炎症・抗酸化・そして抗糖化。 みなさん、アレルギーと聞くと何を想像しますか?食べ物から来るものや皮膚のトラブルや喘息?!でもアレルギーというのは、実に様々な程度があり軽いアレルギーが、実は、身体の不調の元となって老化につながっていくこともあるのです。 人は細胞でできています。細胞のダメージがいわゆる「炎症」につながり、その過程でつくられるもの(主にサイトカイン)が、老化を引き起こすひとつの原因となっているわけです。 ・・・ 「酸化」は皆さん、だいぶ聞きなれた言葉だと思います。年齢に連れてフリーラジカルは活発になり、細胞を破壊していこうとするのが酸化。フリーラジカルは身体の中で自然に作られます。ものを食べ呼吸をしているだけで!加えて、外的要因でも増えます。例えば、タバコ・農薬・アルコール・紫外線・アスベスト・オゾンなどなど。酸素を取り込んで生きている限りは、どうしてもつくられてしまいますが、抗酸化物質を意識すればそれほど怖いものではありません。若い身体は沢山の抗酸化物質を作ることができる為、被害は少ないのですが、年齢に従い身を守る力は衰えるので、抗酸化物質の豊富な食品を摂ったり、サプリメントで補ったりすることが必要になります。 糖化に特化してみると・・・ 炎症に酸化。ひりひりして、さびついて・・・次に3つめの老化は「糖化」です。
こげる!あぁ〜なんということでしょう。炎症と酸化に続く、糖化。これはいかなるもの?
肌にとっては抗酸化があまりにも有名になっているけれど。
おぉ〜、なんということでしょう! 抗酸化も大事ですが、いわゆる「抗糖化」も重要という事ですよね。何を隠そう、糖化を防ぐケアを 「抗糖化」 とネーミングされたのは米井先生。糖化はキャラメル化、メイラード反応、グリケーションとも呼ばれていますが「抗糖化」は間違いなく、注目しなければ!
キーワードは血糖値。
ここからは予防のアドバイスの一部を。
■急激に血糖値が上がるような食材に気をつける 糖化リスクを調べるには、GI値(グリセミックインデックス値)が参考になりますが、同じ食べ物でも例えば人参を生で食べた時とジューサーでジュースにして飲んだ時では、GI値はまるで違う物になるので、そこら辺は気をつけたいものです。 という人も要注意。前述した通り、血液中に糖が大量に入ってくると、その糖はたんぱく質と結びついて「糖化(した)たんぱく質」になり、キャラメル化します。ねばねばした状態でほかの細胞を攻撃し老化を早め、しかもやせにくい身体をつくる原因にもなってしまうのです! 繰り返しますが、肌では「くすみ」「たるみ」「黄ばみ」といった問題で現れてきます。肌を構成する組織の7割はコラーゲン、つまりたんぱく質なのですから、スイーツビュッフェにうかうかハマっている場合ではないのです! ■運動を適度にすること
確かに筋肉は加齢と共に衰える。でも死滅していく細胞と違い、年齢に関係なく結果はついてくる。しかも基礎代謝が上がれば太りにくい身体になれる。成長ホルモンも出るし精神的ストレスも運動により軽減する。いいことづくめじゃあないですか! 抗糖化ケアとは、食生活や運動、血糖値を急激に上げない生活習慣。肌へのダイレクトなケアとしては、従来の紫外線ケアや保湿はもちろんですが、抗糖化物質を配合したスキンケア製品も出てきています。プラスアルファで抗糖化コスメを使ってみるのも策かもしれません。 食べる、呼吸する、それぞれが死に一歩近づく事。ブドウ糖と酸素という生きるために必要な物質が、結果的には老化を早めているものでもあるわけで。この事実をきちんと受け止めて、老化を「病気」と繋げないためにも、これからは是非とも、予防を意識した生活を送りたいものです。
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