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自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
ヴォイス
「薬膳菓子」から思いをめぐらせた、「健康菓子」つらつら。
紫芋のタルト
納豆と豆乳のタルト
あんずのタルト
抹茶のタルト
シナモンと黒ナツメのタルト

日本人は、年齢を重ねていくにつれて味覚が変化してくる珍しい習性があるらしい。こってりからさっぱりへの変化だ。(ちなみに、ヨーロッパのご老人方は若い頃よろしく、ボリュームあるこってりした肉料理をぺろっと食べてしまうらしい。仏在住・麻奈先生のお話)
さてモンナージュスタッフ、「大人」な年齢を通り過ぎて、こってりからさっぱりに比重が大きくなってきた。それが顕著になってきた例がお菓子。バタークリームを喜んで食べていた時代は遠い昔、甘さ控えめスイーツはもはや当然。量よりも満足感を優先させたい。食への知識も深まってきたため「酸化した油」が使われたお菓子は避けている。というよりも、以前より食べたいと思わなくなったのが正直なところ。少しは健康も気になるけれど。

和菓子・洋菓子ともに、健康や食の安全にこだわったスイーツが数多く見られるようになった。しかも見た目のデザインもこっていて、目も舌も楽しめるスイーツが増えている。嬉しい誘惑。先日取材でお伺いしたシーズガーデンのショップには「薬膳菓子」と名付けられたスティックケーキがあった。

薬膳…生薬を食材として取り入れた料理。中国伝統医学に基づいた医食同源(バランスの良い食事によって健康を維持したり治療をする)。パッと思い浮かぶのは、松の実やクコ、ナツメ、陳皮やシロキクラゲ、冬虫夏草といった独特な素材。体調に合わせて食材を組み合わせて健康な体作りをする。結構おいしそう。だけど自分では作れない...。そんなイメージを持っていた薬膳だったが、それが堂々と「スイーツ」を名乗っているのだから、モンナージュスタッフは試さない手はありません。

食べてみたところ「素材の味がしっかり楽しめるお菓子」。おいしい。苦みも妙な味もなく、ホントに食材の味がしっかりわかる。それがちゃんとスイーツになっていた。量もちょうどいい。何より、どれを買おうか選んでいるときから楽しみが始まっていた。「食べるときは楽しく。そうすればホルモンもきちんと分泌され食べたものが体をきちんと作ってくれます」とは、いつもお世話になっている管理栄養士・伊達友美先生の言葉。なんだか理に適っているみたい。

薬膳菓子以外にも体にいいお菓子はたくさんある。デパ地下スイーツも「かわいい」「おいしい」から、肌をうるおす等の効果効能をうたっているのも目立ち始めて興味がそそられる。だけどよーく思い出したら、日本にだって薬膳スイーツに匹敵するものがあるじゃないか。秋になると結ばれて、干されて、粉吹いて...。そう、干し柿!誰でも作れて、保存料も着色料も使っていない無添加。生薬ではないけれど旬食材の強み(栄養成分が豊富)が凝縮のスイーツだ。

お菓子は楽しくておいしいものがいい。それが健康にいいならもっといい。お菓子選びも「これ食べたい」以外に視点をひとつ加えて探してみると、いろいろ発見できる。この発見を楽しんでおいしさも楽しむ。このFUNはまさにアンチエイジング!

「薬膳菓子」・・・シーズガーデン http://www.csgarden.net/



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