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自分の歳は自分で決める。成熟世代のアンチエイジングサイト”モンナージュ” 最新号 BACK NUMBER
ヴォイス
夏本番!紫外線が気になりますね。十分なUVケアで肌を守ってアンチエイジング。
1 「光老化」は防げる老化。だから積極的に!
肌のアンチエイジングに必要なのは、なんといっても日焼け止め=UVケアです。健康で美しい肌を保つためのスキンケアの基本ともいえるでしょう。UV=紫外線による肌の老化は「光老化」と呼ばれ、3大老化原因のひとつ。でもここで重要なのは、光老化は防ぐことが可能だということ。しっかりとケアして、紫外線の悪影響から肌をきちんと守りましょう。
2 メラニンは悪者ではなく、ボディガード役
乾燥・シワ・シミ・たるみ・・・挙げればきりがない紫外線の悪影響ですが、もともと肌は紫外線を受けると肌を守るために肌のボディガード役である”メラニン”が作用するようになっています。そもそもメラニン自体は悪者ではありません。特に肌に悪影響を及ぼすといわれるUV-Aが肌の深部にある真皮内に入らないようメラニンのもとに働きかけ、メラニンを作らせてガード役を果たすわけです。そういった肌機能をもともと持ってはいますが、ただ無防備に紫外線を浴びてしまうより、紫外線対策を怠らず肌表面からも保護をすれば肌は万全といえます。
3 では何故、メラニンは悪者といわれてしまう?
最初は肌を守るために出来たメラニン。通常ならば新陳代謝機能によって、自然に排出されていきます。でも、さまざまな要因で、いつまでも肌に滞り排泄されない状態が続いたら・・・つまり"居座ってしまう"メラニン達がたくさんいたら・・・これが実は悪名高きシミと呼ばれるもの。代謝がうまくいかず、長く居座ると今度は一転、悪役に変わってしまうのです。またいったん紫外線を浴びてしまうと、浴びていない時でも肌の中でのメラニン生成がなかなか止まらないことがあるという事実もわかっています。日を浴びていないのに生成されるなんて、多少、驚きですが、過剰生成は確かに良くありません。特に日本は文化として「白肌は七難隠す」といわれて久しいので、日焼け肌がかっこいい〜と思っても、なかなか踏み込めないところもありますね。
4 だから紫外線対策は、はずせない
メラニンができる仕組みはご理解いただけたかと思いますが、最初に備わった機能に付け加え、何より、メラニンを余計に過剰につくらせないことも大事です。物理的に紫外線から肌を守ることで、肌はきちんと応えてくれるはず。だから紫外線ケアをしっかりとしたいもの。

また、こんなところでも紫外線はふりそそぎます。

  • 室内; カーテンや窓ガラスも通ります。
    ※カーテンを通しますから、洋服も通り抜けます。
  • 車内; ガラスを通すのですから・・・ね。
  • 室内の蛍光灯; 微量ながら紫外線があります。

そして最も気をつけたいのは、「反射光」です。空からの太陽光が全てではなく・・・アスファルト・プール・海・砂浜・雪・・・などに反射し、はね返りで紫外線をダブルで浴びてしまうことになります。(反射率はそれぞれに違います)。また曇りの日も侮れず雲を抜けて紫外線はふりそそぎますので、要注意。

5 じゃあ、紫外線って?
紫外線は一般的に3月頃から徐々に多くなり、UV-Aは4月〜5月が、UV-Bは8月が最も多い。冬でも快晴の日には夏の1/2の量があるといわれていますから、気をつけたいもの。夏はもちろん季節を問わず、いつでもどこでも紫外線ケアをすることで、是非、肌のアンチエイジング対策を!

【UV-A】
波長の長い紫外線。
真皮といわれる肌の深部にまで到達し、肌の弾力やハリを司どるコラーゲンやエラスチンを破壊します。その結果、肌の深部にダメージを受け、乾燥やシワ、くすみやしみ、たるみという肌老化を引き起こしてしまう。

【UV-B】
波長の短い紫外線。
主に表皮内に影響を与え、表皮細胞の新陳代謝機能の異常を招いたり、いわゆる日焼けを引き起こしたりする。ひどいときは火傷や火ぶくれのような状態になる場合も。コラーゲンやエラスチンを壊す酵素を発生させるともいわれている。
6 紫外線対策にどんな製品を使えばいい?
日焼け止めコスメは、いろいろな種類があるので

□ 紫外線(UV-A/UV-B)に対する効果
□ 使い心地
□ 自分の肌タイプ
□ どこで使うか

目的やライフスタイル、また肌の敏感度などを考えて選択しましょう。

※SPF値はUV-Bの防止効果を表示。
 SPF15・SPF30だったら数値が大きいほうがUV-Bの防止効果が高くなる。
 SPF50が数値上限として決められ、それ以上に高い場合はSPF50+と表示。

※PA値はUV-Aの防止効果を表示。
 PA+  (効果がある)  
 PA++ (かなり効果がある)  
 PA+++ (非常に効果がある)のいずれかで表示され、
 + が多いほどUV-Aの防止効果は高くなる。

具体的に製品をチェック!

炎天下でもしっかりガード〜SPF50 炎天下でもしっかりガード〜SPF50

こんな人向けです。
 □ とにもかくにも絶対に焼けたくない
 □ 長く紫外線を浴びる過酷な環境下だ
 □ スポーツで屋外にいる時間が多い
 □ レジャーやリゾート地によく行く
 □ 実は陽のあたるところが好きである

(写真左から)

iconKanebo アリィー コンフォータブル サンスクリーンEX(パーフェクト)
SPF50+/PA+++ 60mL¥2,800(税抜) (日焼け止めローション)/カネボウ化粧品

焼きたくない派の最強UV。きしみ感やべたつき感などの肌ストレスフリー処方。汗・水・皮脂に強いので、海・プールにも。もちろん日常生活でもOK.顔・からだ用。

iconアネッサ マイルドサンクスリーン(フェース)A SPF46/PA+++ 40g
(日焼け止め用乳液)/資生堂

日常から海・プールまで、化粧下地としても使え、地上のあらゆる紫外線からデリケートな肌を守り抜く。耐水効果に優れており、紫外線防御ポリマー処方。

iconトリニティライン UVミルクEX SPF50+/PA+++ 30mL (日焼け止め用乳液)
/ドクタープログラム(株)

ナノカプセルに3つのトリートメント成分を配合して肌を守るとともに、受けてしまったダメージにもアプローチ。肌にやさしい使い心地。

iconアクセーヌ スーパーサンシールド N SPF50/PA+++ 25mL ¥3,500(税抜)
(日焼け止めベース乳液)/アクセーヌ

紫外線吸収剤フリー(ノンケミカルタイプ)で敏感肌の人にも使える処方。乾燥や肌荒れを繰り返す原因、紫外線からしっかりと肌を守るUVベース。

iconUV エクスペール ニューロシールド 50 SPF50/PA+++ 30mL ¥5,700(税抜)
(日焼け止め用乳液)/ランコム

紫外線だけではなく、重金属などの汚染物質やストレスからも肌を守る。日本人の肌に合わせて研究されたUVプロテクション。他にベージュもあり。

下地とUVケアを兼ねた一石二鳥タイプ〜SPF20前後 下地とUVケアを兼ねた一石二鳥タイプ〜SPF20前後

こんな人向けです。
 □ 外に出るのは通勤や近所のお買物
 □ 長く紫外線を浴びない環境下である
 □ スポーツやレジャーは屋内が多い
 □ あまりたくさんのコスメを使いたくない
 □ 肌色も補正して楽ちんケアがしたい

(写真左から時計回りに)

iconアトリエメイド ムース アンダーベースプラス ピンク SPF17/PA++ 65g
(メイクアップベース)/シュウ ウエムラ

ノズルからムース状になって出てくるユニークなベース。淡いピンクカラーの補色機能で肌を明るくキレイに。ひんやりとしたテクスチャーも魅力的。

iconホワイト DX ボタニカライザー ベース アイボリー SPF25/PA+++ 30mL ¥4,200(税抜)
(メイクアップベース)/ビオテルム

アイボリーカラーが日本人の肌によくなじみ、透明感を引き出す。くすみの元になる老廃物の排出をサポートして、メイクの仕上がりにも差が出そう!

iconルナソルコントロールメイクアップベース02 SPF20/PA++ 25mL ¥3,500(税抜)
(メイクアップベース)/カネボウ

肌になじんで凹凸や毛穴もしっかりカバー。みずみずしいテクスチャーで軽いので、さらりと肌にフィット。立体感やツヤも演出できるのがうれしい。

iconフェイスファブリック SPF12 40mL
(ファンデーション)/ジョルジオ アルマーニ コスメティクス

限りなくヌーディな仕上がりなので、下地代わりにも。ナチュラルメイクな気分の日にも最適。ソフトフォーカス効果で毛穴も目立たなくする。

iconマキベース シャインコントロール 01 SPF25/PA++ 30mL ¥4,935(税抜)
(メイクアップベース)/ランコム

ファンデーションではおなじみの"マキ"シリーズからのベースとあって肌にぴったりフィットする感覚は絶妙。くずれやすい夏の肌をサポート。

iconブライトニング メイクアップ ベース SPF30/PA+++ 30mL ¥7,000(税抜)
(薬用日焼け止め乳液・医薬部外品)/ゲラン

ベージュのニュアンスカラーに微粒子パールが配合されて、肌の輝きは格別でありながら、潤いが長時間続く保湿効果も見逃せない。

iconSK-II ブライトニング ルーセント ベース SPF22/PA++ 35g
(メイクアップベース)/マックスファクター

シャンパンピンクカラーが肌にツヤと明るさをもたらし、透明感あふれる仕上がりに。3色のパールがくすみをきれいにカバー、目指すは"透輝肌”。

勝手に注目している下地とUVケア製品 〜SPF15-50勝手に注目している下地とUVケア製品 〜SPF15-50 (写真左から)

iconトゥシェナ UVクレームポーヌ SPF17/PA++ 65g
(UVカット化粧下地)/ディノス

皮膚科医が監修して完成されたベース。トーンアップメイク効果があるのでハイライト部分(Tゾーンや頬骨)に重ね塗りすることで立体感も出る。

iconソフィーナ ボーテ UV乳液 さっぱりs SPF50+/PA+++ 40mL  (UV乳液)/花王

パッケージもより可愛らしくなって登場。見た目年齢の差が出やすい30代〜40代のお肌にしっかりとケア成分を届け、潤いとつややかなハリを出す。

iconスキンロジカルトリプルディフェンスUVクリーム SPF30/PA++ 30g  (美容日焼け止め下地)/MCプラザ

MCプラザから待望の日焼け止めが登場。肌なじみのよい使用感とベージュのニュアンスカラー、微細ラメによるブライトアップ効果で透明肌を演出する。

iconアルスノーヴァ ボタニカル&スキンリファイン UVクリーム SPF15/PA++ 30mL  (UVクリーム)/ネイチャーズウェイ

クリームながらさっぱりとした感触で、淡いベージュトーンの肌色補正効果で肌を明るく見せる。厳選された成分でしっかりと肌を守り抜く。ベースに。

勝手にお気に入り下地製品 〜SPF12-40勝手にお気に入り下地製品 〜SPF12-40 (写真左から)

iconアナスイ クリアファンデーション プライマー SPF12/PA+ 30mL  (メイクアップベース)/アナスイ

肌色よりも肌質がワンランクアップした仕上がりでドール肌。

iconコフレドール ビューティラスティング ヴェールUV 25mL  (化粧下地)/カネボウ

シャンパンゴールドの輝きが肌を包み、澄み切った透明感が生まれます。

iconカバーマークコネクティングベース SPF38/PA+++ 38mL  (化粧下地)/カバーマーク

しっかりとカバーしたいときにはこれに頼ります。もはやファンデ要らずかも!?

iconラインピール メイクアップベース SPF15
(メイクアップベース)/ビオテルム

ホワイトゴールドカラーで瞬時に輝きを放つ肌に即効変身。つややか肌に。

iconUV マスター プライマー SPF40/PA+++ 30mL
(メイクアップベース)/ジョルジオ

アルマーニ コスメティクス なめらかな感触で肌を包み込み、しかも崩れ難い。

7 小さいうちから紫外線対策を!
最後になりますが、お子さんのいらっしゃる方々は、是非、子供のうちからUVケアを徹底しましょう。「お日様にあたらないとビタミンDを生成できない」というのは、もう過去の話。現在は充分に栄養が行き渡っているので、(栄養バランスがいいかどうかは別ですが・・・)、1日10分程度で十分。それよりも紫外線の害のほうが、問い沙汰されています。男女問わずお子様達の肌を守れるかどうかは保護者の方々いかんです。いくら新陳代謝がいいとはいえ、やはり10代で浴びてしまった紫外線は10年後、そして20年後に肌に影響を及ぼしますから。さすがにオゾン層のおかげで、地球にはUV-C(別名、殺人紫外線とも呼ばれる)が、まだふりそそいでいませんし、日本人は紫外線に比較的強い肌といわれますが、紫外線を防ぐことに超した事はありません。
今から、みんなでスタートしましょう。


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